2013年のアジアシリーズ
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アジアシリーズ2013(2013 Asia Series、2013年亞洲職棒大賽、2013년 아시아 시리즈)は、2013年11月15日から11月20日にかけて、台湾の台中インターコンチネンタルスタジアム及び桃園国際野球場で開催された、アジア・オセアニア地域のプロ野球クラブチャンピオンを決める国際大会である。なお同大会では招待参加として欧州も加わった。台湾での開催は2011年以来2年ぶり。オーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)のキャンベラ・キャバルリーがABL勢初の優勝を成し遂げた。東北楽天ゴールデンイーグルスが準決勝で敗退したことで、2005年の第1回以降6大会続いていた日本勢の決勝進出は途切れた。
出場チーム
| プール | 所属連盟 | 出場チーム | 成績 | |
|---|---|---|---|---|
| Pool A | 統一セブンイレブン・ライオンズ | 2013台湾シリーズ優勝 | ||
| サムスン・ライオンズ | 2013韓国シリーズ優勝 | |||
| フォルティチュード・ボローニャ[* 1] | 2013ヨーロピアン・カップ・チャンピオン優勝 | |||
| Pool B | キャンベラ・キャバルリー | 2012-13ABLチャンピオンシップシリーズ優勝 | ||
| 義大ライノズ | 2013台湾シリーズ準優勝 | |||
| 東北楽天ゴールデンイーグルス | 2013日本シリーズ優勝 | |||
試合方式
今大会は第1ステージ=予選リーグ(3チーム×2組1回総当たり)→第2ステージ=決勝トーナメント(各組2位までが進出し、準決勝・決勝)で構成する。試合は原則として組み合わせ表左側(第2ステージトーナメント表は上)のチームをホームチーム扱い(後攻めで原則は1塁側。ただし開催地である台湾の代表チームはホーム・ビジターに関係なく3塁側とするが、第2ステージにおいてこの2チームが直接対決するケースが発生する場合は第1代表を3塁側)とする。ただし決勝戦のホームチームの扱いは未定。
その他の基本ルールはアジアシリーズ#試合方式の項を参照。
第1ステージ(予選リーグ)
- 以下の試合開始時刻はすべて現地時間(日本時間より-1時間)
Pool A
| 順位 | チーム名 | 勝 | 負 | 引分 | 勝率 | 得点 | 失点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | 10 | 6 | |
| 2 | 1 | 1 | 0 | .500 | 14 | 5 | |
| 3 | 0 | 2 | 0 | .000 | 2 | 15 |
Pool B
| 順位 | チーム名 | 勝 | 負 | 引分 | 勝率 | 得点 | 失点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | 12 | 4 | |
| 2 | 1 | 1 | 0 | .500 | 5 | 6 | |
| 3 | 0 | 2 | 0 | .000 | 1 | 8 |
第2ステージ(決勝トーナメント)
| 第2ステージ準決勝 | 第2ステージ決勝 | |||||
| GAME7 | ||||||
| |
5 | |||||
| |
9 | |||||
| GAME9 | ||||||
| |
14 | |||||
| |
4 | |||||
| GAME8 | ||||||
| |
1 | |||||
| |
4 | |||||
準決勝
| 試合 | 日程 | ビジター | スコア | ホーム | 試合開始 | 試合時間 | 観客動員 | 試合詳細 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 台中インターコンチネンタルスタジアム | ||||||||
| GAME7 | 11月18日 | キャンベラ・キャバルリー |
9 - 5 | 18時36分 | 3時間55分 | 1,021人 | ||
| GAME8 | 11月19日 | 統一セブンイレブン・ライオンズ |
4 - 1 | 18時36分 | 2時間25分 | 4,720人 | ||
決勝
| 試合 | 日程 | ビジター | スコア | ホーム | 試合開始 | 試合時間 | 観客動員 | 試合詳細 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 台中インターコンチネンタルスタジアム | ||||||||
| GAME9 | 11月20日 | 統一セブンイレブン・ライオンズ |
4 - 14 | 18時05分 | 3時間35分 | 7,925人 | ||
表彰
| 成績 | 所属連盟 | チーム | 備考 |
|---|---|---|---|
| 優勝 | キャンベラ・キャバルリー | 初出場初優勝(ABL勢としても初優勝) | |
| 準優勝 | 統一セブンイレブン・ライオンズ | 2008年大会以来2度目の準優勝 |
| 選出選手 | 所属球団 | 成績 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 最優秀選手(MVP) | |||
| 4試合17打数4安打9打点2本塁打 | |||
賞金
- 賞金総額:3300万ニュー台湾ドル
- 優勝:1300万ニュー台湾ドル
- 2位:800万ニュー台湾ドル
- 3位(2チーム):400万ニュー台湾ドル
- 予選リーグ敗退チーム:200万ニュー台湾ドル
テレビ放送
- 日本国内での放送
八百長騒動
準決勝前日の18日、キャンベラのマット・ブラジンスキー捕手が、台中市内のバーで「サムスンに7点以上の大差で負けるようにチームメートに指示してくれ」と頼まれる事件があった。報酬は3万ドルであったが、同選手はこれを拒否した。その後詳細をコーチに報告したことで、事態がアジアシリーズの運営上層部に伝わり、そこから警察に通報された[1][2]。
出典
- ^ “Canberra Cavalry's Matt Blazynski offered $30k to fix baseball match”. canberratimes.com. (2013年11月23日) 2013年12月18日閲覧。
- ^ “アジアシリーズで八百長疑惑”. 日刊スポーツ. (2013年11月24日) 2013年12月25日閲覧。
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|---|---|---|---|---|---|---|---|
| セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||||
| 優勝 | 読売ジャイアンツ | 2位 | 阪神タイガース | 優勝 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 2位 | 埼玉西武ライオンズ |
| 3位 | 広島東洋カープ | 4位 | 中日ドラゴンズ | 3位 | 千葉ロッテマリーンズ | 4位 | 福岡ソフトバンクホークス |
| 5位 | 横浜DeNAベイスターズ | 5位 | 東京ヤクルトスワローズ | 6位 | オリックス・バファローズ | 6位 | 北海道日本ハムファイターズ |
| :日本一 :日本シリーズ出場 :CSファイナル敗退 | |||||||
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