2013年のアジアシリーズとは? わかりやすく解説

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2013年のアジアシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/04 05:47 UTC 版)

アジアシリーズ20132013 Asia Series、2013年亞洲職棒大賽、2013년 아시아 시리즈)は、2013年11月15日から11月20日にかけて、台湾台中インターコンチネンタルスタジアム及び桃園国際野球場で開催された、アジア・オセアニア地域のプロ野球クラブチャンピオンを決める国際大会である。なお同大会では招待参加として欧州も加わった。台湾での開催は2011年以来2年ぶり。オーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)のキャンベラ・キャバルリーがABL勢初の優勝を成し遂げた。東北楽天ゴールデンイーグルスが準決勝で敗退したことで、2005年の第1回以降6大会続いていた日本勢の決勝進出は途切れた。

出場チーム

プール 所属連盟 出場チーム 成績
Pool A CPBL 統一セブンイレブン・ライオンズ 2013台湾シリーズ優勝
KBO サムスン・ライオンズ 2013韓国シリーズ優勝
CEB IBL フォルティチュード・ボローニャ[* 1] 2013ヨーロピアン・カップ・チャンピオン優勝
Pool B ABL キャンベラ・キャバルリー 2012-13ABLチャンピオンシップシリーズ優勝
CPBL 義大ライノズ 2013台湾シリーズ準優勝
NPB 東北楽天ゴールデンイーグルス 2013日本シリーズ優勝
  1. ^ 当初出場予定であった中国棒球協会は、9月に開催された「全国運動会」(日本の国民体育大会相当)の終了後に多くの選手が引退、現役選手もオフシーズンに入り、代表チームの編成や「中国野球リーグ」の優勝チームの参加が困難、という理由で出場辞退。代わりに「2013ヨーロピアン・カップ・チャンピオン」優勝のフォルティチュード・ボローニャが出場した。

試合方式

今大会は第1ステージ=予選リーグ(3チーム×2組1回総当たり)→第2ステージ=決勝トーナメント(各組2位までが進出し、準決勝・決勝)で構成する。試合は原則として組み合わせ表左側(第2ステージトーナメント表は上)のチームをホームチーム扱い(後攻めで原則は1塁側。ただし開催地である台湾の代表チームはホーム・ビジターに関係なく3塁側とするが、第2ステージにおいてこの2チームが直接対決するケースが発生する場合は第1代表を3塁側)とする。ただし決勝戦のホームチームの扱いは未定。

その他の基本ルールはアジアシリーズ#試合方式の項を参照。

第1ステージ(予選リーグ)

以下の試合開始時刻はすべて現地時間(日本時間より-1時間)

Pool A

順位 チーム名 引分 勝率 得点 失点
1 サムスン・ライオンズ 2 0 0 1.000 10 6
2 統一セブンイレブン・ライオンズ 1 1 0 .500 14 5
3 フォルティチュード・ボローニャ 0 2 0 .000 2 15
試合 日程 ビジター スコア ホーム 試合開始 試合時間 観客動員 試合詳細
台中インターコンチネンタルスタジアム
GAME1 11月15日 フォルティチュード・ボローニャ 2 - 5 サムスン・ライオンズ 12時07分 3時間14分 1,189人
GAME4 11月16日 統一セブンイレブン・ライオンズ 10 - 0 フォルティチュード・ボローニャ 18時34分 2時間49分 5,814人
桃園国際野球場
GAME6 11月17日 サムスン・ライオンズ 5 - 4 統一セブンイレブン・ライオンズ 18時35分 4時間24分 17,228人

Pool B

順位 チーム名 引分 勝率 得点 失点
1 東北楽天ゴールデンイーグルス 2 0 0 1.000 12 4
2 キャンベラ・キャバルリー 1 1 0 .500 5 6
3 義大ライノズ 0 2 0 .000 1 8
試合 日程 ビジター スコア ホーム 試合開始 試合時間 観客動員 試合詳細
台中インターコンチネンタルスタジアム
GAME2 11月15日 義大ライノズ 1 - 6 東北楽天ゴールデンイーグルス 18時40分 3時間31分 10,910人
GAME3 11月16日 キャンベラ・キャバルリー 2 - 0 義大ライノズ 12時08分 2時間44分 3,513人
桃園国際野球場
GAME5 11月17日 東北楽天ゴールデンイーグルス 6 - 3 キャンベラ・キャバルリー 13時06分 2時間56分 4,211人

第2ステージ(決勝トーナメント)

第2ステージ準決勝 第2ステージ決勝
           
GAME7    
 サムスン・ライオンズ(A1位) 5
 キャンベラ・キャバルリー(B2位) 9  
  GAME9
 キャンベラ・キャバルリー 14
   統一セブンイレブン・ライオンズ 4
GAME8  
 東北楽天ゴールデンイーグルス(B1位) 1
 統一セブンイレブン・ライオンズ(A2位) 4  

準決勝

試合 日程 ビジター スコア ホーム 試合開始 試合時間 観客動員 試合詳細
台中インターコンチネンタルスタジアム
GAME7 11月18日 キャンベラ・キャバルリー 9 - 5 サムスン・ライオンズ 18時36分 3時間55分 1,021人
GAME8 11月19日 統一セブンイレブン・ライオンズ 4 - 1 東北楽天ゴールデンイーグルス 18時36分 2時間25分 4,720人

決勝

試合 日程 ビジター スコア ホーム 試合開始 試合時間 観客動員 試合詳細
台中インターコンチネンタルスタジアム
GAME9 11月20日 統一セブンイレブン・ライオンズ 4 - 14 キャンベラ・キャバルリー 18時05分 3時間35分 7,925人

表彰

成績 所属連盟 チーム 備考
優勝 ABL キャンベラ・キャバルリー 初出場初優勝(ABL勢としても初優勝)
準優勝 CPBL 統一セブンイレブン・ライオンズ 2008年大会以来2度目の準優勝
選出選手 所属球団 成績 備考
最優秀選手(MVP)
ジャック・マーフィー キャンベラ・キャバルリー 4試合17打数4安打9打点2本塁打 トロント・ブルージェイズ傘下AA所属

賞金

  • 賞金総額:3300万ニュー台湾ドル
  • 優勝:1300万ニュー台湾ドル
  • 2位:800万ニュー台湾ドル
  • 3位(2チーム):400万ニュー台湾ドル
  • 予選リーグ敗退チーム:200万ニュー台湾ドル

テレビ放送

日本国内での放送
  • BSテレビ有料放送のJ SPORTSが全9試合を完全生中継
  • BSテレビ無料放送のBS日テレが、11月17日のGAME5、11月20日のGAME9(決勝)を生中継

八百長騒動

準決勝前日の18日、キャンベラのマット・ブラジンスキー捕手が、台中市内のバーで「サムスンに7点以上の大差で負けるようにチームメートに指示してくれ」と頼まれる事件があった。報酬は3万ドルであったが、同選手はこれを拒否した。その後詳細をコーチに報告したことで、事態がアジアシリーズの運営上層部に伝わり、そこから警察に通報された[1][2]

出典




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