2004年のJリーグカップとは? わかりやすく解説

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2004年のJリーグカップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 20:40 UTC 版)

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2004 Jリーグカップ
Jリーグヤマザキナビスコカップ
開催国 日本
開催期間 2004年3月27日-11月3日
参加チーム数 16
優勝 FC東京
準優勝 浦和レッズ
試合総数 55
ゴール数 160 (1試合平均 2.91点)
観客動員数 720,098 (1試合平均 13,093人)
得点王 ウェズレイ (名古屋・7得点)
最優秀選手 土肥洋一 (FC東京)
2003
2005
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2004年Jリーグカップ3月27日に開幕、11月3日国立霞ヶ丘競技場陸上競技場で決勝戦が行われた。

優勝はFC東京(初優勝)。

大会名称

ヤマザキナビスコを冠スポンサーとしてJリーグヤマザキナビスコカップとして開催された。

レギュレーション

2004年のJリーグカップのレギュレーションは以下の通りである。

  • 参加クラブはJ1リーグの16クラブのみである。[2]
  • 16クラブを4クラブずつのグループリーグに分けてホーム・アンド・アウェーの総当りリーグ戦を行う。
  • グループリーグの1位と2位のクラブが予選通過、決勝トーナメントに進出する。
  • 準々決勝、準決勝、決勝戦は1試合のみで決着を付ける。
  • 準々決勝、準決勝、決勝で90分以内に勝敗が決しない場合は、15分ハーフでVゴール方式の延長戦を行い、それでも決着がつかない場合はPK戦によって決定する。

グループリーグ

グループリーグは3月27日4月29日5月29日6月5日7月17日24日に行われた。

グループリーグの結果は以下の通りである。

グループA

チーム VER FMA SFR CRZ
1 東京ヴェルディ1969 6 5 1 0 16 4 +12 16 決勝トーナメント 3–0 3–0 4–1
2 横浜F・マリノス 6 3 1 2 5 6 −1 10 1–2 2–1 1–0
3 サンフレッチェ広島 6 2 1 3 6 8 −2 7 1–3 0–0 2–0
4 セレッソ大阪 6 0 1 5 2 11 −9 1 1–1 0–1 0–2
出典: 順位表, 戦績表
順位の決定基準: 1.勝点 2.得失点差 3.総得点数 4.抽選

グループB

チーム GRA GAM ALB JUB
1 名古屋グランパスエイト 6 3 2 1 13 8 +5 11 決勝トーナメント 2–2 1–2 5–2
2 ガンバ大阪 6 2 2 2 12 12 0 8 1–3 2–0 2–3
3 アルビレックス新潟 6 1 3 2 7 9 −2 6 0–1 4–4 1–1
4 ジュビロ磐田 6 1 3 2 7 10 −3 6 1–1 0–1 0–0
出典: 順位表, 戦績表
順位の決定基準: 1.勝点 2.得失点差 3.総得点数 4.抽選

グループC

チーム RED SSP JEF TRI
1 浦和レッズ 6 4 0 2 12 7 +5 12 決勝トーナメント 3–0 2–1 2–3
2 清水エスパルス 6 4 0 2 8 9 −1 12 2–0 3–2 1–0
3 ジェフユナイテッド市原 6 3 0 3 14 8 +6 9 1–2 4–0 2–0
4 大分トリニータ 6 1 0 5 4 14 −10 3 0–3 0–2 1–4
出典: 順位表, 戦績表
順位の決定基準: 1.勝点 2.得失点差 3.総得点数 4.抽選

グループD

チーム TOK ANT REY VIS
1 FC東京 6 4 1 1 10 6 +4 13 決勝トーナメント 1–2 1–1 2–1
2 鹿島アントラーズ 6 3 1 2 8 5 +3 10 1–2 0–2 2–0
3 柏レイソル 6 1 3 2 4 5 −1 6 0–2 0–0 1–1
4 ヴィッセル神戸 6 1 1 4 4 10 −6 4 1–2 0–3 1–0
出典: 順位表, 戦績表
順位の決定基準: 1.勝点 2.得失点差 3.総得点数 4.抽選

決勝トーナメント

決勝トーナメントは準々決勝が9月4日に、準決勝が10月11日/13日に、決勝戦は11月3日に行われた。

延長戦Vゴール方式。

準々決勝 準決勝 決勝
                   
9月4日        
 FC東京 4
10月13日
 ガンバ大阪 1  
 FC東京 4v
9月4日
   東京ヴェルディ1969 3  
 東京ヴェルディ1969 2v
11月3日
 清水エスパルス 1  
 FC東京 0 (PK4)
9月4日
   浦和レッズ 0 (PK2)
 名古屋グランパスエイト 2
10月11日
 鹿島アントラーズ 1  
 名古屋グランパスエイト 1
9月4日
   浦和レッズ 4  
 浦和レッズ 3
 横浜F・マリノス 2  

準々決勝

2004年9月4日
19:16
FC東京 4 - 1 ガンバ大阪
ケリー  44分
阿部吉朗  66分
梶山陽平  77分
ジャーン  79分
公式記録  16分 (o.g.)
国立霞ヶ丘競技場
観客数: 14,069人
主審: 上川徹

2004年9月4日
19:16
東京ヴェルディ1969 2 - 1
(延長)
清水エスパルス
山田卓也  35分
桜井直人  104分
公式記録 チョ ジェジン  26分
味の素スタジアム
観客数: 6,644人
主審: 太田潔

2004年9月4日
19:02
名古屋グランパスエイト 2 - 1 鹿島アントラーズ
井川祐輔  37分
マルケス  70分
公式記録 中島裕希  64分

2004年9月4日
18:00
浦和レッズ 3 - 2 横浜F・マリノス
山瀬功治  16分
エメルソン  37分66分
公式記録 奥大介  12分
坂田大輔  73分
埼玉スタジアム2002
観客数: 28,977人
主審: 岡田正義

準決勝

2004年10月13日
19:01
FC東京 4 - 3
(延長)
東京ヴェルディ1969
ジャーン  6分
ルーカス  14分42分  90分
公式記録 山田卓也  47分
平本一樹  78分
小林大悟  79分
味の素スタジアム
観客数: 15,885人
主審: 柏原丈二

2004年10月11日
15:03
名古屋グランパスエイト 1 - 4 浦和レッズ
中村直志  76分 公式記録 エメルソン  26分
田中達也  33分57分84分

決勝

3年連続で決勝進出を果たした前回王者の浦和と初のタイトル獲得を狙うFC東京が対戦した。この年も大勢の浦和サポーターがチケットを求めに走った結果、決勝戦のチケットは3年連続で即日完売した。試合は前半29分にFC東京のCBジャーンが浦和FWエメルソンを倒して退場となり、FC東京にとっては早々に1人少なくなるという苦しい展開となったが、浦和の攻勢を延長を含む120分間耐え抜きPK戦に持ち込んだ。PK戦では日本代表GK土肥洋一が好セーブを見せ、FC東京が初優勝を果たす。J2からスタートしたクラブがタイトルを獲得したのはFC東京が初めてであった。

2004年11月3日
14:07
FC東京 0 - 0
(延長)
浦和レッズ
公式記録
  PK戦  
ルーカス
馬場憂太
今野泰幸
梶山陽平
加地亮
4 - 2 田中マルクス闘莉王
長谷部誠
田中達也
山田暢久
国立霞ヶ丘競技場
観客数: 53,236人
主審: 吉田寿光
GK 01 土肥洋一
DF 20 加地亮
DF 02 茂庭照幸
DF 03 ジャーン  13分  29分
DF 17 金沢浄
MF 18 石川直宏
MF 06 今野泰幸 99分
MF 10 三浦文丈 10分 33分
MF 19 ケリー 71分
FW 09 ルーカス 49分
FW 13 戸田光洋 84分
サブメンバー
GK 22 塩田仁史
DF 08 藤山竜仁 33分
MF 14 馬場憂太 84分
MF 23 梶山陽平 71分
FW 11 阿部吉朗
監督
原博実
GK 01 山岸範宏
DF 03 アルパイ
DF 04 田中マルクス闘莉王
DF 33 ネネ
MF 06 山田暢久
MF 17 長谷部誠
MF 16 三都主アレサンドロ 64分
MF 13 鈴木啓太 84分
FW 11 田中達也
FW 09 永井雄一郎 110分
FW 10 エメルソン
サブメンバー
GK 23 都築龍太
DF 19 内舘秀樹
MF 07 酒井友之
MF 14 平川忠亮 64分
FW 30 岡野雅行 110分
監督
ギド・ブッフバルト
テレビ中継

表彰

得点ランキング
順位 選手名 所属 得点
1 ウェズレイ 名古屋グランパスエイト 7
2 ルーカス FC東京 6
3 マルケス 名古屋グランパスエイト 5

脚注

  1. ^ 本来であれば、2002年度の天皇杯で優勝した京都パープルサンガがACL出場となるべきだったが、京都が当時属していたJ2リーグの日程の過密などを理由に出場辞退し、磐田が代替参加した
  2. ^ この年はAFCチャンピオンズリーグ20042003年J1年間総合優勝の横浜FMと、同2位のジュビロ磐田[1] が出場しているが、2003年の事象とは異なり、予選免除とはしなかった

関連項目

外部リンク




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