メトミオグロビンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 物質 > 化合物 > タンパク質 > メトミオグロビンの意味・解説 

メトミオグロビン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/31 01:10 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

メトミオグロビン(Metmyoglobin)は、酸素運搬タンパク質であるミオグロビン酸化したものである。メトミオグロビンは、食肉が古くなると茶色を呈する原因物質である[1]

生きている筋肉においては、補酵素であるNADHシトクロムb4の存在下でメトミオグロビンの補欠分子族であるヘムFe3+ を通常のミオグロビンの Fe2+還元するメトミオグロビン還元酵素の活動によりメトミオグロビンの濃度は無視できるほど少量である。死んだ筋肉である食肉は、メトミオグロビンを除去するためのこの還元作用が働かず、ミオグロビンが酸化されてメトミオグロビンが過剰に生成され、それゆえ食肉が古くなるとメトミオグロビンが蓄積されるものである。

脚注

  1. ^ 用語集 ミオグロビン myoglobin 公益財団法人日本食肉消費総合センター

参考文献





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「メトミオグロビン」の関連用語

メトミオグロビンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



メトミオグロビンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのメトミオグロビン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS