黄檗色とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 色彩 > > 黄檗色の意味・解説 

黄蘗色

(黄檗色 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/04 06:14 UTC 版)

黄檗色
きはだいろ
 
16進表記 #FCF16E
RGB (252, 241, 110)
CMYK (0, 4, 56, 1)
HSV (55°, 56%, 99%)
マンセル値 -
表示されている色は一例です
きはだ色JIS慣用色名
  マンセル値 9Y 8/8

黄蘗色(きはだいろ、「黄檗色」とも書かれる)は、ミカン科キハダの樹皮(生薬の黄檗)で染めた[1]、ややみの明るい黄色レモン色よりはわずかに緑がかっている。見た目は蛍光色の黄色()とよく似ている。

概要

キハダの内皮の煎汁と灰汁で染める[1]

日本での利用は奈良時代にさかのぼる。奈良薬師寺の魚養経、長屋王が書写した大般若波羅蜜多経など、経典の料紙は黄蘗で染められているのが普通だった[要出典]。黄蘗には防虫効果があるとされたためである[1]正倉院にも公文書用の黄染紙が保存されている。近代にも商家の大福帳には黄蘗染めが使われる例があった。[要出典]

黄蘗は同じく黄色の染料である苅安とは違い、布に単独で染められることは珍しく、緑系や赤系の染物の下染めにされることが多かった。[要出典]

脚注

  1. ^ a b c 長崎盛輝『新版日本の伝統色』青幻舎、2006年6月、182-183頁。 

関連項目

参考文献




黄檗色と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「黄檗色」の関連用語

黄檗色のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



黄檗色のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
原色大辞典原色大辞典
Copyright © 1997-2025 colordic.org All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの黄蘗色 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS