黄梅院 (恵那市)とは? わかりやすく解説

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黄梅院 (恵那市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/10 07:10 UTC 版)

黄梅院
所在地 岐阜県恵那市串原木根3110
位置 北緯35度15分37.4秒 東経137度24分10.8秒 / 北緯35.260389度 東経137.403000度 / 35.260389; 137.403000座標: 北緯35度15分37.4秒 東経137度24分10.8秒 / 北緯35.260389度 東経137.403000度 / 35.260389; 137.403000
山号 香林山
宗派 曹洞宗
本尊 十一面観世音菩薩
中興年 寛永9年(1632年
中興 寶山文鐘
札所等 恵那三十三観音霊場十七番
法人番号 7200005009464
黄梅院
黄梅院 (岐阜県)
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香林山 黄梅院(おうばいいん)は、岐阜県恵那市串原木根にある十一面観世音菩薩を本尊とする曹洞宗の寺院。山号は香林山。恵那三十三観音霊場十七番。

歴史

創建年月不詳、開山・開基不明。串原唯一の寺院で串原遠山氏の位牌が祀られていた菩提寺であったと伝わる。

天正2年(1574年)、武田勝頼東濃侵攻の際に恵那郡の寺社は悉く兵火にかかり焼失した。

江戸時代になると串原遠山氏は旗本明知遠山氏家老となり、串原村岩村藩領となった。

寛永9年(1632年)3月3日、岩村盛巌寺寶山文鐘が、岩村藩松平乗寿の帰依を受け、往年の寺地に中興を果たした。

この時、斎地として田を一反五畝・畑を一反三畝が寺の付属地として許された。

「元禄指出帳」によると、以下のとおりである。

一、禅宇 黄梅院

客殿 長七間 横三間、庫裡 長七間 横四間、門 長弐間 横九間

此庫裡 元文ニ丁巳[1]十月 建直シ度願付 相改候処、段々間数相違有之、且又鎮守・隠居家並ニ土蔵・鳥居・雑物小屋・雪隠等書落有之ニ付 此趣口上書差上候得共、境内田壱反五畝歩・畑壱反三畝歩・林縦八拾間 横拾五間、松平和泉様御代より 御竿除地ニ御座候、丹羽式部少輔様 御除地之節ニも 御竿地ニ而御座候御事、境内之外下 田三畝歩高弐斗七升、下畑壱畝歩高五升 御年貢地ニ御座候御事

「香林山」「黄梅院」と刻まれた二本の石柱の立つ小径を登り、鐘楼をくぐって本堂への石段の脇に梅の古木がある。周りを山林に囲まれた形の良い四角錐の屋根の本堂には、本尊の十一面観音が祀られている。

寺宝

恵那市の文化財に指定されている涅槃図を所蔵する。

参考文献

  • 『串原村誌』 第四編 教育・文化 第二章 宗教・民俗 第一節 宗教 黄梅院 p484~p485 串原村役場 昭和43年 (1968年)
  • 『恵那郡史』 第八篇 現代 第四十一章 人文の発展(一) 【各宗寺院】 p612~p619 恵那郡教育会 1926年
  • 『東濃の古寺』 黄梅院 p34~p35 東濃教育事務所学校教育課 ききょう出版 昭和57年

脚注

  1. ^ 1737年



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