鶯命丹とは? わかりやすく解説

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鶯命丹

読み方:おうめいたん

  1. 寛永版の『人間楽事』を始め近世に至る迄の淫本中閨中秘薬として記するもの多し。其薬名には玉鎖丹、如意丹、西馬丹、人馬丹、陰陽丹、壮腎丹、鴛鴦丹、地黄丸蝋丸、得春湯、遍宮春等数十あり。何れも支那伝来法にして、鶯命丹も亦其中の一薬名なり。斯く薬名異るといへども、要する興奮性刺戟剤にして、長命丸、女悦丸に均しものなり。此淫薬使用大害論は柳沢淇園の著『ひとりね』に詳なり。
  2. 鴬命丹。淫薬の名。「黄素妙論」「人間楽事」を始め近世到る本の中に閏中秘薬配するもの頗る多し其の昔四つ目屋にて発売せし長命丸、女悦丸、地黄丸蝋丸等は淫薬著名なるものにして、多く支那伝来薬物混入せし興奮性刺戟なり。柳里恭の「ひとり寝」に是等淫薬使用大害詳説されたり
  3. 秘薬の一、『黄素妙論』に此種の薬名及び調合法をのせたり。酒井潔氏の『日本秘薬方』に詳し。
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