鳥居フミ子とは? わかりやすく解説

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鳥居フミ子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/06 03:07 UTC 版)

鳥居 フミ子(とりい ふみこ、1927年昭和2年)6月29日 -2015年平成27年)1月11日)は、日本文学研究者、東京女子大学名誉教授。専門は日本近世文学[1]、特に土佐浄瑠璃[1]

経歴

愛知県宝飯郡塩津村(現・蒲郡市)生まれ[2]。1944年愛知県立国府高等女学校(現・愛知県立国府高等学校)卒業[2]。同年、愛知県立第二師範学校女子部本科(現・愛知教育大学)入学[2]。1947年、愛知県立女子専門学校(現・愛知県立大学)国文学科入学[2]。1950年に同校を卒業すると、東京女子大学文学部日本文学科に編入学[2]。1952年同大学卒業[1]。1953年東京大学人文科学研究科国語国文学専攻修士課程入学[2]。1955年同博士課程進学[2]、1960年単位取得退学[2]

1958年、実践女子学園短期大学(現・実践女子大学短期大学部)専任講師[2]。1962年実践女子大学助教授[2]。1975年、同教授[1][2]。1977年東京女子大学文理学部教授[2]。1989年志田延義賞受賞[2]。1991年「土佐浄瑠璃の研究」で東京大学文学博士[1][2]。1993年、東京女子大学図書館長[2]。1996年東京女子大学を定年退職[2]、名誉教授。1996年『近世芸能の発掘』で河竹賞受賞[1]。1997年清真学園女子短期大学客員教授。

著書

  • 『近世芸能の研究 土佐浄瑠璃の世界』武蔵野書院、1989
  • 『伝承と芸能 古浄瑠璃世界の展開』武蔵野書院、1993
  • 『近世芸能の発掘』勉誠社、1995
  • 近松の女性たち』武蔵野書院 1999
  • 『在外和書を訪ねて』勉誠出版 遊学叢書、2001
  • 『想い出の食彩』勉誠出版、2002
  • 金太郎の誕生』勉誠出版 遊学叢書、2002
  • 『元禄浄瑠璃の展開』勉誠出版、2003
  • 『旅と花』勉誠出版、2004
  • 『伝説を旅する』みやび出版、2007
  • 『遥かな愛 時代のはざまに生きて』みやび出版、2008
  • 『ガンダーラへの道』みやび出版、2010
  • 『鳥居フミ子書誌選集 浄瑠璃』金沢文圃閣、2011 文献探索人叢書
  • 『金太郎の謎』みやび出版、2012
  • 『愛にめざめた元禄の女性たち -物語として読む土佐浄瑠璃』みやび出版、2015

編纂

  • 『土佐浄瑠璃正本集』全3 編 角川書店、1972 - 77
  • 『近世芸文集 台湾大学所蔵』全5巻 編 勉誠社、1981 - 86
  • 『伝統と創造』編 勉誠社、1996
  • 『東京女子大学所蔵近世芸文集 影印と目録』酒井わか奈共編 ぺりかん社、1996
  • 『鳥居文庫浄瑠璃稀本集』第1-2 編 勉誠社、1996
  • ソウル大学校所蔵近世芸文集』全6巻 勉誠社、1998 - 2000

脚注

  1. ^ a b c d e f 室伏信助「鳥居フミ子教授のご退任にあたって(定年退職教授紹介)」『東京女子大学紀要論集』第47巻第1号、東京女子大学、1996年9月、215-216頁、CRID 1050564287612955392 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 「鳥居フミ子教授略年譜・著作目録」『東京女子大学日本文学』第85巻、東京女子大学学会日本文学部会、1996年3月、105-108頁。 

参考文献




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