高天原_(富山県)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 高天原_(富山県)の意味・解説 

高天原 (富山県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/05 08:24 UTC 版)

高天原湿原

高天原(たかまがはら)は、富山県富山市飛騨山脈(北アルプス)水晶岳西麓にある湿原。「日本一遠い温泉」とも呼ばれる高天原温泉が所在している。

特徴

高天原周辺の空中写真。
1977年9月16日撮影。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

この湿地は水晶岳西面の地滑りによってよって形成された緩斜面や窪地が湿地になったと見られている[1]。高天原峠を挟んで、日本最後の秘境と言われる雲ノ平と隣接している。

高天原の北端には夢ノ平と呼ばれる平坦地があり、竜晶池が所在する。かつてはそのさらに奥の薬師見平などまで、高天原新道という登山道が通じていたが、廃道になった。

湿地内には無数の池塘が存在する。「高天原のカラマツ群落」と「高天原のダケスゲ群落」が県の特定植物群落に指定されている[2]

アクセス

折立から太郎兵衛平・薬師沢小屋・高天原峠を経由するルートが最も近い。そのほか鷲羽岳方面から岩苔小谷と並行して下るルートや、水晶岳と赤牛岳の間にある温泉沢ノ頭から温泉沢沿いに下りてくるルートなどがある。いずれにしても日帰りは困難である。

参考文献

  • 『富山県山名録』桂書房
  • 『富山の百山』北日本新聞社

脚注

  1. ^ 富山市山岳域自然調査記録” (PDF). 富山県 (2019年8月16日). 2019年8月16日閲覧。
  2. ^ 野生生物” (PDF). 富山県 (2019年8月16日). 2019年8月16日閲覧。

関連項目

外部リンク

座標: 北緯36度26分21秒 東経137度35分0秒 / 北緯36.43917度 東経137.58333度 / 36.43917; 137.58333


「高天原 (富山県)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「高天原_(富山県)」の関連用語

高天原_(富山県)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



高天原_(富山県)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの高天原 (富山県) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS