ずいえき‐タップテスト【髄液タップテスト】
読み方:ずいえきたっぷてすと
髄液タップテスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 02:15 UTC 版)
脳脊髄液は脳室から脊柱管を通じて頸椎、胸椎、腰椎まで通じている。そのうちのどこかに穿刺すれば髄液を排出することができるが、一般的に実施されるのは腰椎穿刺である。他の部位と比較して穿刺しやすい、リスクが低いなどのメリットがある。局所麻酔によって1時間弱で実施できる処置でもあることから患者負担も小さく抑えられる。腰椎穿刺についての詳細は脳脊髄液の項に記載があるが、成人の平均的な髄液総量が150ml程度であるため、タップテストで採取するのは10~50ml程度とされる。ただし、この症例の場合はもともと「正常圧」であるため、髄液排出を実施すると正常よりも脳圧が下がり、脳内出血などを引き起こす可能性がある。
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