顕鏡寺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/22 07:28 UTC 版)
| 顕鏡寺 | |
|---|---|
|   
       本堂 
       | |
| 所在地 | 神奈川県相模原市緑区寸沢嵐2888 | 
| 位置 | 北緯35度35分31.0秒 東経139度12分02.3秒 / 北緯35.591944度 東経139.200639度座標: 北緯35度35分31.0秒 東経139度12分02.3秒 / 北緯35.591944度 東経139.200639度 | 
| 山号 | 石老山 | 
| 宗派 | 高野山真言宗[1] | 
| 本尊 | 福一満虚空蔵菩薩 | 
| 創建年 | 仁寿元年(851年) | 
| 開山 | 源海 | 
| 札所等 | 津久井観音霊場 第14番[2] | 
| 法人番号 | 1021005003076 | 
 
   顕鏡寺(けんきょうじ)は、神奈川県相模原市緑区にある高野山真言宗の寺院。
歴史
851年(仁寿元年)、源海によって開山された。寺伝によると、開山の源海は俗名「岩若丸」といい、駆け落ちした貴族の男女の子という。都から落ち延びた男女はこの付近の岩窟で岩若丸を儲けた。そして鏡を割ってその片方を岩若丸に託し、将来の再会を約して別れることになった。成長した岩若丸は、この鏡を手がかりに両親を探し求め、ついに再会することができた。両親の死後、岩若丸は出家して生誕地に戻り、寺を創建した。「顕鏡寺」という寺号は、両親の形見の鏡に由来する[3]。
江戸時代は、疳の虫止めのご利益があるとされ、多くの参詣者が訪れたという[3]。
交通アクセス
- 路線バス石老山入口停留所より徒歩40分。
脚注
- ^ “神奈川県宗教法人名簿”. 神奈川県. 2025年3月11日閲覧。
- ^ 大法輪閣編集部/編『全国霊場巡拝事典』大法輪閣、2005年、101頁。
- ^ a b 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会 編『神奈川県の歴史散歩 上(歴史散歩14) 川崎・横浜・北相模・三浦半島』山川出版社、2005年、205-206p
参考文献
- 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会 編『神奈川県の歴史散歩 上(歴史散歩14) 川崎・横浜・北相模・三浦半島』山川出版社、2005年
- 顕鏡寺のページへのリンク

 
                             
                    







