音浴博物館とは? わかりやすく解説

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音浴博物館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/10 15:10 UTC 版)

音浴博物館
Sound Shower Museum
森の中にある音浴博物館
施設情報
正式名称 音浴博物館
前身 旧雪浦小学校久良木開拓分校
旧日本赤十字社ベトナム難民援護施設
専門分野 レコード盤 他
収蔵作品数 16万枚以上
館長 中村昌彦
事業主体 西海市
管理運営 NPO法人推敲の森委員会
開館 2001年
所在地 857-2323
長崎県西海市大瀬戸町雪浦河通郷342-80
位置 北緯32度55分35秒 東経129度42分31秒 / 北緯32.92625986280063度 東経129.70867447935822度 / 32.92625986280063; 129.70867447935822
外部リンク https://onyoku.org/
プロジェクト:GLAM
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貴重な スピーカー、アンプ など
音浴博物館正面

音浴博物館 (おんよくはくぶつかん)は、長崎県西海市雪浦河通郷(ゆきのうらごうつうごう)にある博物館。

概要

SP盤などアナログレコード16万枚をはじめとして、トーマス・エジソンが発明した蝋管式蓄音機・再生装置などを使用して視聴することができる施設。聴きたいレコードを浴びるように聴けるため、「音浴」と称する[1]

歴史

もともとは栗原榮一朗が倉敷市でレコードや古い蓄音機などを集めて病院の大きな倉庫を借りて開業していたが、きわめて私的な施設であった。

2000年(平成12年)、当時借りていた倉庫が取り壊されて駐車場になることから、移転先を探して当時一般的になりかけていたインターネットで全国の自治体に場所の提供を呼びかけたところ3日後に長崎県庁から返事があり、用意された県内3か所を視察した結果、最も広い旧「大瀬戸町立雪浦小学校久良木開拓分校」跡に決定。2000年12月には10トントラック4台を使用して所蔵品を倉敷から移送したが、同分校は老朽化が激しかったことから修繕工事を行って開館にこぎ着けた。

収蔵品

開館した当初は6万枚だったが、レコードを手放す放送局や、この場所を知った人の中から数十枚単位で寄贈され、増え続けている。中には最近は自身の終活を念頭に置いた収集家が自身のコレクションを散逸させるのが惜しいと考えてレコードを寄贈するケースもある[1]。またロックやジャズ、クラシックなど音楽のLPだけでなく、東条英機や政治家の演説や戦前のニュース、観光名所の案内を収めたSP盤も収蔵されている[1]

所在地

〒857-2323 長崎県西海市大瀬戸町雪浦河通郷342-80

開館時間

10:00~18:00、木曜休館

料金

一般 750円、小中学生 320円、小学生未満無料[2]

アクセス

長崎市街から車で約1時間30分。

なお、公共交通機関で当地を訪れることはできない。

脚注

  1. ^ a b c 「Another Note 廃校からレコード博物館へ 山奥で息づく開拓者精神」『朝日新聞』2023年12月4日夕刊、第4版、第2面
  2. ^ 音浴博物館”. ながさき旅ネット. 2022年1月28日閲覧。

外部リンク

座標: 北緯32度55分34.6秒 東経129度42分31.1秒 / 北緯32.926278度 東経129.708639度 / 32.926278; 129.708639




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