非情成仏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 16:53 UTC 版)
道具たち(非情物)は深山での修行の結果、因徳本生王如来・長寿大仙王如来・妙色自在王如来・法界体性王如来という名で成仏する。 この物語の主眼は真言宗の説く「草木非情 発心修行 成仏」(命あるものが発心修行して成仏できるのであれば、どうして山河草木瓦石瓶盆など命のない物にそれができないといえるだろうか)という教えを示しており、下巻の内容は特に仏法的なものでほぼ占められている。本文中に「吾宗」(われわれの宗派という意味)という言葉が登場しており、国文学者・平出鏗二郎 などは真言宗の僧侶によって文章が編まれたのではないかとしている。
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