非公式な用例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/08 22:58 UTC 版)
「村 (アメリカ合衆国)」の記事における「非公式な用例」の解説
非公式な用例としては、正式に独立した法的統治組織をもっていない比較的小規模な集落を「村/ビレッジ」と呼ぶことがある。 独立以前、植民地時代のニューイングランドにおいては、町 (town) の中心に位置していた集会場(meeting house:教会堂と同一のことも多かった)を囲むように「村」が形成されていた。こうした植民地時代の集落の多くは、現在もタウン・センター(町の中心部) (town center) として存在している。また、産業革命の進行とともに、工業村(インダストリアル・ビレッジ)(industrial village) が水車小屋、鉱山、工場などのまわりに形成された。ニューイングランドの村は、ほとんどが法的に定めあれた町(タウン)の領域の一部分となっているため、こうした村(ビレッジ)の多くは、基礎自治体として独立して法人化されることはない。 ニューヨーク州であれば「(法人化されていない)小集落/ハムレット (hamlet)」と称されるような、比較的小規模な法人化されていない集落や、さらに小規模な集落が法人化された市や町の中の一部として存在するような場合、これらを村と呼ぶことがある。このような非公式の用例は、村/ビレッジが法人化された基礎自治体として存在する州においてもみられるものであり、同様に、町単位の基礎自治体がある州で「非法人の町 (unincorporated town)」といった言い回しが用いられることもある。
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