青磁釉とは? わかりやすく解説

青磁釉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 14:10 UTC 版)

青磁」の記事における「青磁釉」の解説

1200度以上で焼成される高火度釉で、植物灰を主成分とし、酸化第二鉄含有するボディ(胎)から釉に拡散する寄与がある場合もある。焼成によって原料酸化第二鉄還元することで酸化第一鉄ができ、青~緑を発色し透明ガラスになる。還元の量と釉薬中に含まれる鉄分の量によって、黄色がかった緑から、空色まで発色大きく変化する。現在では石灰バリウム釉を基礎釉とし、珪酸着色剤として使用することで澄んだ青色を得ることができるが、本来の青磁灰釉である。

※この「青磁釉」の解説は、「青磁」の解説の一部です。
「青磁釉」を含む「青磁」の記事については、「青磁」の概要を参照ください。

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