青森県立施設の一極集中問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/08 23:39 UTC 版)
この項目は画像提供依頼に出されており、
青森県立つくしが丘病院,青森県立県民福祉プラザ,青森県男女共同参画センター,青森県立動物愛護センター,青森県立自然ふれあいセンター,あおもり縄文ステーション じょもじょも,新青森県総合運動公園屋内50mプール(以上、青森市),青森県立白神山地ビジターセンター(中津軽郡西目屋村)の画像提供が求められています。(2024年4月) |
青森県立施設の一極集中問題(あおもりけんりつしせつのいっきょくしゅうちゅうもんだい)とは、青森県が設置する県有施設のうち、文化、芸術、スポーツ、医療機関、福祉などの住民サービスを行う施設が青森市に集中しているとされている問題[1]である。
概要
青森県は、県立または県営の文化、芸術、スポーツ、大学、病院、社会福祉に供する施設の大半が青森市内に設置されている[2][3][4]。 青森県は歴史的に、弘前藩、八戸藩の中間地点である青森に県庁を置いたため、プライメイトシティが存在しない。県人口は主に青森市(26.5万人)[5]、八戸市(21.6万人)[6]、弘前市(16万人)[7]に分散しているが、県立の施設は青森市に集中しているため、1986年の青森県議会では県立施設の弘前市や八戸市への分散立地の要望がされた[8]。
1994年、民間シンクタンク青森地域社会研究所は、県立のサービス施設(医療、スポーツ、福祉、文化領域)[注 1]については、青森市への集中が「他地域の住民は容易に利用することができない性質をもっている」と指摘し、青森市はこのような県立施設が既に9施設あるなかで、さらに2か所の大規模施設(県営サッカー場、県立ホール)の建設計画があり、「県内の不均衡さを助長する」とした上で、県及び県議会は単純な地域のエゴではなく住民サービス行政の政策方向を議論すべきであると述べている[1]。しかし、前述の青森市に建設予定とされている県営サッカー専用スタジアムや県立ホール建設は、2024年現在も実現していない。
ギャラリー
青森市の県立施設
-
青森県観光物産館アスパム
-
三内丸山遺跡
-
三内丸山遺跡縄文時遊館
-
新青森運動公園陸上競技場
-
新青森県総合運動公園 青い森アリーナ
-
青森県総合運動公園
-
青森県営野球場
-
青森県営スケート場
-
青森県営浅虫水族館
-
青森県立美術館
-
青森県立保健大学
-
青森県立病院
-
青森県郷土館
-
青森県立図書館
青森市以外
-
青森県武道館(弘前市)
-
青森県立三沢航空科学館(三沢市)
-
八戸駅(在来線部分/八戸市)
県立施設
青森市
文化施設
- 青森県立図書館(1928年開館)
- 青森県近代文学館(1994年開館)※県立図書館2階に併設
- 青森県立郷土館(1973年開館)
- 県営浅虫水族館(1983年開館)
- 観光物産館アスパム(1986年開館)
- 三内丸山遺跡(1995年公開)
- 青森県立美術館(2006年開館)
- あおもり縄文ステーション じょもじょも(2024年開館)※青森駅ビル4階に入居(約517 ㎡)
病院
- 青森県立中央病院(1952年開院)※青森市民病院と経営統合予定
- 青森県立つくしが丘病院(1976年開院)
診療所・介護施設
- 青森県立あすなろ療育福祉センター(1961年設置)
医療法に基づく「病院」としての条件を満たさず、「有床診療所」を併設している[9]。
大学
- 青森県立保健大学(1999年開校)
職業能力開発校
- 青森県立青森高等技術専門校
福祉施設
- 青森県立身体障がい者福祉センター(1973年開設)
- 青森県立県民福祉プラザ(1997年竣工)
- 青森県男女共同参画センター(2001年開設)
- 青森県立動物愛護センター(2006年開設)
- 青森県中央児童相談所(2025年改編)
- 青森県立精神保健福祉センター(1994年設置)
自然公園
- 浅虫夏泊県立自然公園(1953年指定)
自然公園附属施設
- 青森県立自然ふれあいセンター(1992年開設)
社会教育施設
- 青森県総合社会教育センター(1989年開館)
スポーツ施設
- 青森県営スケート場(1985年竣工)
- 青森県総合運動公園(1966年開設)※新青森県総合運動公園整備完了後に廃止予定
- 陸上競技場(1966年竣工)
- 青森県営野球場(1967年竣工)
- 棒高跳び走路新設(2006年竣工)
- 陸上補助競技場(2006年竣工)
- 新青森県総合運動公園(2002年開設)
- 総合体育館・青い森アリーナ(2002年竣工)
- テニスコート24面(2003年竣工)
- スポーツ科学センター一般供用開始(2003年竣工)
- かべうちテニス(2004年竣工)
- さくら広場、流れ工、多目的広場等園地部分竣工(2009年竣工)
- 球技場(2011年竣工)
- 多目的運動場(サッカー、ラグビー等の試合可能天然芝フィールド)
- 陸上競技場メインスタジアム(2018年竣工)
- 収容人員20,809人
- 走路用トラック9レーン(1周400m・直線140m、全天候型ブルーレーン )
- 補助陸上競技場(2018年竣工)
- 固定席320席(2階)
- 走路用トラック8レーン(全天候型400m、ブルーレーン)
- 複合遊具やふわふわドーム・健康遊具(竣工年不明)
- ジョギングコース一周2.5km(竣工年不明)
- 投てき・アーチェリー場(2018年竣工)
- 屋内25mプール(竣工年不明)
- マエダアリーナ50mプール(2023年竣工)
- 可動床による水深変更が可能
- 陸上競技場(1966年竣工)
研究機関
- 青森県工業総合研究所(2009年設置)
- 青森県衛生研究所(1991年設置)
交通機関
八戸市
病院・介護施設
- 青森県立はまなす医療療育センター(1983年設立)
青森県内唯一の、児童福祉法に規定される「医療型障害児入所施設」及び「医療型児童発達支援センター」として、手足の不自由な子どもたちの治療・支援を行う。整形外科、小児科、リハビリテーション科を有する外来診療のほか、入所支援、通所支援、地域支援も担っている。82床を有し、医療法による「病院」に分類されている[10]。
職業能力開発校
福祉施設
- 青森県三八児童相談所(2025年改編)
社会教育施設
- 青森県立種差少年自然の家(1975年開館)
研究機関
- 青森県八戸工業研究所(2009年設置)
- 青森県食品総合研究所(2009年設置)
交通機関
- 青い森鉄道の駅舎(八戸駅は在来線部分)・土地・鉄道施設等(2002年、2010年移管)
青い森鉄道の駅舎や鉄道施設については、日本の第三セクターで初めて上下分離方式を採用し[11]、駅舎及び鉄道施設を県が「第三種鉄道事業者」として保有した上で、青い森鉄道を指定管理者に指定するという方式をとっている[12]。
建設費県負担施設
- 長根屋内スケート場(YSアリーナ八戸)(2019年竣工)
県が建設費を負担し、八戸市営スケート場として2019年竣工。整備費約126億円[13]。
弘前市
診療所・介護施設
- 青森県立さわらび療育福祉センター(1970年)
医療法に基づく「病院」としての条件を満たさず、「診療所(入院設備なし)」を併設している[14]。
職業能力開発校
- 青森県立弘前高等技術専門校
- 青森県立障がい者職業訓練校
福祉施設
- 青森県中南児童相談所(2025年改編)
- 青森県障がい者相談センター(2005年設置)
自然公園
- 岩木高原県立自然公園(1958年指定)
スポーツ施設
- 青森県武道館(2000年竣工)
研究機関
- 青森県弘前工業研究所(2009年設置)
十和田市
研究機関
- 内水面研究所(2009年設置)
- 青森県食肉衛生検査所
自然公園附属施設
- 石ヶ戸休憩所(1997年改築)
五所川原市
福祉施設
- 青森県西北児童相談所(2025年改編)
自然公園
- 芦野池沼群県立自然公園(1958年指定)
社会教育施設
- 青森県立梵珠少年自然の家(1971年開館)
建設費県負担施設
- つがる克雪ドーム(2002年竣工)
四季を通じ、スポーツやイベントなどを親しめる全天候型多目的ドーム。青森県としては初めてのコンペ(設計・技術提案競技)を行った。県がドーム本体を総工費約36億円で建設、五所川原市が用地取得や外溝整備などを行った[15]。
むつ市
職業能力開発校
福祉施設
- 青森県下北児童相談所(2025年改編)
研究機関
- 青森県下北ブランド研究所(2009年設置)
建設費県負担施設
- しもきた克雪ドーム(2005年竣工)
三沢市
文化施設
- 青森県立三沢航空科学館(2003年開館)
研究機関
- 青森県食肉衛生検査所三沢支所
交通機関
- 青い森鉄道の駅舎・土地・鉄道施設等(2010年移管)
黒石市
自然公園
- 黒石温泉郷県立自然公園(1958年指定)
研究機関
- 青森県産業技術センター(2009年設置)
- 青森県農林総合研究所(2009年設置)
- 青森県りんご研究所(2009年設置)
- りんご史料館
平川市
自然公園
- 大鰐碇ヶ関温泉郷県立自然公園(1953年指定)
- 黒石温泉郷県立自然公園(1958年指定)
つがる市
研究機関
- 青森県畜産研究所和牛改良技術部(2009年設置)
七戸町
大学校
- 青森県営農大学校(1980年設置)
福祉施設
- 青森県上北児童相談所(2025年改編)
交通機関
- 青い森鉄道の土地・鉄道施設等(2010年移管)
六戸町
研究機関
- 青森県野菜研究所(2009年設置)
- 青森県農産物加工研究所(2009年設置)
交通機関
- 青い森鉄道の土地・鉄道施設等(2010年移管)
三戸町
自然公園
- 名久井岳県立自然公園(1956年指定)
交通機関
- 青い森鉄道の駅舎・土地・鉄道施設等(2002年移管)
南部町
自然公園
- 名久井岳県立自然公園(1956年指定)
交通機関
- 青い森鉄道の駅舎・土地・鉄道施設等(2002年移管)
中泊町
自然公園
- 芦野池沼群県立自然公園(1958年指定)
深浦町
自然公園附属施設
- 十二湖ビジターセンター
十二湖エコ・ミュージアムセンター- 県管理から深浦町に譲渡済み[16]
平内町
文化施設
- 森林学習展示館
自然公園
- 浅虫夏泊県立自然公園(1953年指定)
研究機関
- 青森県林業研究所(2009年設置)
- 青森県水産総合研究所(2009年設置)
交通機関
- 青い森鉄道の駅舎・土地・鉄道施設等(2010年移管)
野辺地町
研究機関
- 青森県畜産研究所(2009年設置)
交通機関
- 青い森鉄道の駅舎・土地・鉄道施設等(2010年移管)
大鰐町
自然公園
- 大鰐碇ヶ関温泉郷県立自然公園(1953年指定)
鰺ヶ沢町
自然公園
- 津軽白神県立自然公園(1981年指定)
おいらせ町
研究機関
- 青森県食肉衛生検査所おいらせ支所
交通機関
- 青い森鉄道の駅舎・土地・鉄道施設等(2010年移管)
東北町
交通機関
- 青い森鉄道の駅舎・土地・鉄道施設等(2010年移管)
六ヶ所村
研究機関
- 青森県原子力センター(2003年設置)
- 青森県量子科学センター(2017年開設)
西目屋村
自然公園
- 津軽白神県立自然公園(1981年指定)
自然公園附属施設
- 青森県立白神山地ビジターセンター(1998年開設)
建設凍結施設
- 青森県立八戸芸術パーク(仮称)(八戸市)
- 旧八戸市民病院跡地、現長者まつりんぐ広場に建設する構想
- 青森県営八戸スケートリンク(仮称)(八戸市)
- 県営スケートとしては実現せず。県による基本構想や基本計画の策定を経て、屋内スケート場早期建設実現に向けた県との合意により、八戸市が市立施設長根屋内スケート場(YSアリーナ八戸)として整備し、 国費を除く建設費を県が負担することとなった。大規模改修の場合、県も応分の負担をする[17]。国際大会が可能な国内3か所目の屋内スピードスケート場であり、県下第二の都市「氷都八戸」にふさわしく約126億円の整備費がかけられた[18]。これは、青森県営スケート場(青森市)約45億円の約3倍[19]、国内2か所目の国際規格屋内スピードスケート場である帯広の森スピードスケート場(明治北海道十勝オーバル)約60億円の約2倍[18]となっている。
東北他県の現状(県立文化施設)
東北各県の県立文化施設は、
青森県10施設(うち青森都市圏8施設)
岩手県13施設(うち盛岡都市圏9施設)
秋田県10施設(うち秋田都市圏8施設)
山形県12施設(うち山形都市圏11施設)
宮城県8施設(うち仙台都市圏6施設)
福島県13施設(うち福島都市圏6施設)
がそれぞれ立地している。
青森県
青森県内の県立文化施設は計10施設。県庁所在地かつ県第1の都市である青森都市圏(青森市、平内町)に8施設、第7の都市である三沢市に1施設、県第8の都市である黒石市に1施設立地している[20][21]。
- 青森県立図書館(青森市・青森都市圏)
- 青森県近代文学館(青森市・青森都市圏)
- 青森県立郷土館(青森市・青森都市圏)※一部、国の登録有形文化財
- 青森県営浅虫水族館(青森市・青森都市圏)
- 観光物産館アスパム(青森市・青森都市圏)
- 三内丸山遺跡(青森市・青森都市圏)
- 青森県立美術館(青森市・青森都市圏)
- あおもり縄文ステーション じょもじょも(青森市・青森都市圏)
- 青森県立三沢航空科学館(三沢市・三沢都市圏)
- 森林学習展示館(平内町・青森都市圏)
- りんご史料館(黒石市・弘前都市圏)
岩手県
岩手県内の県立文化施設は計13施設。県庁所在地かつ県第1の都市である盛岡都市圏に9施設、第5の都市である北上市に1施設、県第7の都市である宮古市に1施設、第16の都市である陸前高田市に1施設、第26の都市である平泉町に1施設立地している[22]。
- 岩手県立図書館(盛岡市・盛岡都市圏)
- 岩手県立博物館(盛岡市・盛岡都市圏)
- 岩手県立美術館(盛岡市・盛岡都市圏)
- 岩手県民会館(盛岡市・盛岡都市圏)
- 大ホール (1991席)
- 中ホール (602席)
- 展示室(2室)
- リハーサル室・ミーティングルーム
- 会議室(5室)
- 和室(2室)
- 岩手県公会堂(盛岡市・盛岡都市圏)※国の登録有形文化財
- 大ホール(839席)
- 11〜18号室
- 21〜26号室
- 応接室
- 特別室
- 岩手県立埋蔵文化財センター(盛岡市・盛岡都市圏)
- いわて県民情報交流センター(盛岡市・盛岡都市圏)
- 岩手産業文化センター(滝沢市・盛岡都市圏)
- アリーナ(8,000人収容)
- 付属展示場
- 屋外展示場
- 会議室
- 岩手県立総合防災センター(矢巾町・盛岡都市圏)
- 岩手県立農業科学博物館(北上市・北上都市圏)
- 岩手県立水産科学館(宮古市・宮古都市圏)
- 東日本大震災津波伝承館(陸前高田市・大船渡都市圏)
- 平泉世界遺産ガイダンスセンター(平泉町・一関都市圏)
秋田県
秋田県内の県立文化施設は計10施設。県庁所在地かつ県第1の都市である秋田都市圏に8施設、第2の都市である横手市に1施設、第3の都市である大仙市に1施設立地している[23]。
- 秋田県立図書館(秋田市・秋田都市圏)
- 秋田県立博物館(秋田市・秋田都市圏)
- 秋田県立美術館(秋田市・秋田都市圏)
- 秋田県点字図書館(秋田市・秋田都市圏)
- 秋田総合生活文化会館・美術館(秋田市・秋田都市圏)
- 秋田県児童会館(秋田市・秋田都市圏)
- プラネタリウム
- 子ども劇場(けやきシアター)778席
- レクリエーションホール
- 図書室
- 宇宙と地球の展示室
- 光や音に関する体験型展示室
- 木育ルーム
- 音楽室
- 工作ルーム
- 体験ルーム
- 卓球台
- 化学実験室
- 多目的ルーム
- 授乳室
- 会議室
- 小舞台
- 秋田県社会福祉会館(秋田市・秋田都市圏)
- 体育館
- トレーニングルーム
- 大会議室
- 特別会議室
- 第1会議室
- 第2会議室
- 第3会議室
- 第4会議室
- 合同研究室
- 調理実習室
- 展示ホール
- 和室
- 秋田県立男鹿水族館(男鹿市・秋田都市圏)
- 秋田県立近代美術館(横手市・横手都市圏)
- 秋田県立農業科学館(大仙市・大仙都市圏)
山形県
山形県内の県立文化施設は計12施設。県庁所在地かつ県第1の都市である山形都市圏に11施設、第13の都市である高畠町に1施設立地している[24]。
- 山形県総合文化芸術館(山形市・山形都市圏)
- 大ホール(2,001席)
- スタジオ
- 練習室・会議室
- ショップ・カフェ
- 託児室
- 山形県郷土館(文翔館)(山形市・山形都市圏)※国の重要文化財
- 山形県産業科学館(山形市・山形都市圏)
- 山形県生涯学習センター(遊学館)(山形市・山形都市圏)
- 山形県芸文美術館(山形市・山形都市圏)
- 山形県国際交流センター(山形市・山形都市圏)
- 山形県観光情報センター(山形市・山形都市圏)
- 悠創の丘悠創館(山形市・山形都市圏)
- 山形県立自然博物園(西川町・山形都市圏)
- 山形県立うきたむ風土記の丘考古資料館(高畠町・米沢都市圏)
宮城県
宮城県内の県立文化施設は計8施設。県庁所在地かつ県第1の都市である仙台都市圏に6施設、第2の都市である石巻市に1施設、第10の都市である栗原市に1施設立地している[25]。
- 宮城県図書館(仙台市・仙台都市圏)
- 東北歴史博物館(多賀城市・仙台都市圏)
- 宮城県美術館(仙台市・仙台都市圏)
- 宮城県民会館(仙台市・仙台都市圏)※2028年の開業を目指し、仙台市内で新築移転予定[26]。
- 大ホール(1,590席)
- 大会議室
- 中会議室2室
- 小会議室3室
- 展示室2室
- 教養室2室
- リハーサル室
- 和室4室
- ミーティングカルチャールーム
- みやぎ産業交流センター(仙台市・仙台都市圏)
- 展示ホールA・B・C(7,500㎡)
- 西館展示場(1,295㎡)
- 西館ホール(598㎡)
- 会議室(大・中・小・2F)
- 研修室 (A・B・C・D・E・F・G・H・I・K)
- 大ホールA・B(410㎡)
- 会議室(A・B・C)
- 屋外展示場(5,000㎡)
- レストラン
- 宮城県知事公館(仙台市・仙台都市圏)※県指定有形文化財
- 宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)(石巻市・石巻都市圏)
- 宮城県こもれびの森 森林科学館(栗原市)
福島県
福島県内の県立文化施設は計13施設。県庁所在地かつ県第3の都市である福島都市圏に6施設、第1の都市である郡山市に2施設、第2の都市であるいわき市に1施設、第4の都市である会津若松市に1施設、第6の都市である白河市に1施設、第5の都市である須賀川市に1施設、第21の都市である猪苗代町に1施設立地している[27]。
- 福島県立図書館(福島市・福祉都市圏)
- 福島県立美術館(福島市・福島都市圏)
- 福島県歴史資料館(福島市・福島都市圏)
- 福島県点字図書館(福島市・福島都市圏)
- 福島県観光物産館(福島市・福島都市圏)
- 福島県文化センター(福島市・福島都市圏)
- 大ホール(1,752席)
- 小ホール(444席)
- 視聴覚室(108席)
- 3階展示室(2室)
- 2階会議室兼展示室(200席)
- 1階会議室
- 応接室
- 福島県総合緑化センター(郡山市・郡山都市圏)
- 福島県産業交流館(郡山市・郡山都市圏)
- 多目的展示ホール(収容人数5,500人)
- コンベンションホール(収容人数1,000人)
- 屋外展示場
- マルチパーパスルーム1
- マルチパーパスルーム2
- 中会議室
- 小会議室1
- 小会議室2
- 小会議室3
- 研修室
- プレゼンテーションルーム
- 特別会議室
- 特別室
- レストラン
- 21世紀建設館(須賀川市・郡山都市圏)
- ふくしま海洋科学館(いわき市・いわき都市圏)
- 福島県立博物館(会津若松市・会津若松都市圏)
- 福島県文化財センター白河館(まほろん)(白河市・白河都市圏)
- 天鏡閣(猪苗代町)※国の重要文化財
東北他県の現状(県立病院)
東北各県の県立病院は、
青森県3施設(うち青森都市圏2施設)
岩手県20施設(うち盛岡都市圏2施設)
秋田県3施設(うち秋田都市圏2施設)
山形県5施設(うち山形都市圏3施設)
宮城県3施設(うち仙台都市圏3施設)
福島県5施設(うち福島都市圏0施設)
がそれぞれ立地している。
青森県
青森県内の県立病院は計3施設。県庁所在地かつ県第1の都市である青森都市圏に2施設、第2の都市である八戸市に1施設立地している。総合病院の青森県立中央病院、精神科系の青森県立つくしが丘病院、小児科・リハビリテーション系の青森県立はまなす医療療育センター[28]がある。東北地方では唯一、大学病院及び赤十字病院[29]が県庁所在地都市圏に存在しない[30]。
- 青森県立中央病院(青森市・青森都市圏)※青森市民病院との統合後、閉院予定。
内科、呼吸器科、循環器科、小児科、精神科、神経内科、外科、整形外科、脳神経外科、心臓血管外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、歯科、歯科口腔外科
705床
- 青森県立つくしが丘病院(青森市・青森都市圏)
精神科、歯科
230床
- 青森県立はまなす医療療育センター(八戸市・八戸都市圏)
整形外科、小児科、リハビリテーション科
82床
岩手県
全国最多となる20の県立病院を有する。これは、戦前に特殊法人「日本医療団」が運営していた医療機関を一括で県に移管したのがルーツとされる。医療団施設を一括で県に移管したのは本県と、現在全国で2番目に県立病院が多い新潟県だけであった。全国的には市町村立などの病院が多い中、岩手県(20施設)、新潟県(15施設)、兵庫県(13施設)の3県が飛び抜けて多くなっている[31]。県立病院の他にも、盛岡都市圏には岩手医科大学附属病院(1000床)、盛岡赤十字病院(354床)、盛岡市立病院(268床)等が立地している。
- 岩手県立中央病院(盛岡市・盛岡都市圏)
血液内科、総合診療科、腎臓・リウマチ科、がん化学療法科、神経内科、精神科、呼吸器内科、消化器内科・内視鏡科、循環器内科、小児科、乳腺・内分泌外科、外科、消化器外科、整形外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、小児外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科(診断科・治療科)、歯科口腔外科、麻酔科、ペインクリニック科、病理診断科
685床
- 岩手県立大東病院(一関市・一関都市圏)
内科、外科、整形外科、リハビリテーション科、脳神経内科
40床
- 岩手県立宮古病院(宮古市・宮古都市圏)
内科、血液内科、精神科、呼吸器科、循環器科、消化器科、神経内科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、形成外科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科(ペインクリニック)
276床
内科、小児科、精神科、神経内科、外科、整形外科、脳神経外科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、皮膚科、泌尿器科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、血液内科、病理診断科
489床
内科、呼吸器科、消化器科、小児科、精神科、神経内科、外科、整形外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、皮膚科、泌尿器科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、血液内科、乳腺外科
346床
・岩手県立江刺病院(奥州市・奥州都市圏)
内科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、リハビリテーション科、麻酔科、皮膚科、泌尿器科、眼科、産婦人科、循環器内科、消化器内科
60床
総合診療科、内科、消化器内科、小児科、形成外科、皮膚科、循環器内科、血液内科、外科、ストーマ外来、精神科、神経内科、呼吸器内科、整形外科、呼吸器外科、糖尿病・代謝内科、心療内科、腫瘍内科、小児外科、脳神経外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、産婦人科、眼科、放射線科、麻酔科、病理科、ペインクリニック、緩和ケア科
434床
内科、呼吸器科、消化器科、循環器科、小児科、精神科、神経内科、外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、皮膚科、泌尿器科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、歯科口腔外科
334床
- 岩手県立遠野病院(遠野市)
内科、消化器内科、循環器内科、腎臓内科、小児科、外科、整形外科、脳神経内科、脳神経外科、皮膚科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、麻酔科、リハビリテーション科
122床
- 岩手県立高田病院(陸前高田市・大船渡都市圏)
内科、小児科、外科、整形外科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科
60床
- 岩手県立磐井病院(一関市・一関都市圏)
内科、心療内科、神経内科、呼吸器科、循環器科、消化器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、心臓血管外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、麻酔科、歯科口腔外科、放射線科、リハビリテーション科
315床
- 岩手県立南光病院(一関市・一関都市圏)
精神科、リハビリテーション科
359床
- 岩手県立東和病院(花巻市・北上都市圏)
内科、消化器科、外科、リハビリテーション科
68床
内科、消化器科、循環器科、小児科、神経内科、外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、心臓血管外科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、泌尿器科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科
272床
内科、小児科、精神科、神経内科、外科、整形外科、脳神経外科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、皮膚科、泌尿器科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科
263床
- 岩手県立一戸病院(一戸町・二戸都市圏)
内科、小児科、精神科、外科、整形外科、眼科、耳鼻いんこう科、皮膚科、泌尿器科、リハビリテーション科、歯科、脳神経内科
199床
- 岩手県立千厩病院(一関市・一関都市圏)
内科、消化器内科、循環器内科、小児科、外科、整形外科、泌尿器科、脳神経内科、脳神経外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、麻酔科、皮膚科、リハビリテーション科
120床
- 岩手県立軽米病院(軽米町)
内科、小児科、精神科、外科、リハビリテーション科
98床
内科、外科、整形外科、眼科、皮膚科、リハビリテーション科
50床
- 岩手県立山田病院(山田町・宮古都市圏)
内科、小児科、外科、整形外科、眼科、リハビリテーション科
50床
- 岩手県立療育センター(矢巾町・盛岡都市圏)
小児科、神経内科、整形外科、眼科、耳鼻いんこう科、泌尿器科、歯科、児童精神科
60床
秋田県
秋田県内の県立病院は計3施設。県庁所在地かつ県第1の都市である秋田都市圏に2施設、第3の都市である大仙市に1施設立地している。循環器系に特化した秋田県立循環器・脳脊髄センター、精神科系の秋田県立リハビリテーション・精神医療センター、発達支援系の秋田県立医療療育センターの3施設がある。県立の総合病院は存在せず、615床の秋田大学医学部附属病院(秋田市・秋田都市圏)、496床の秋田赤十字病院(秋田市・秋田都市圏)、458床の市立秋田総合病院(秋田市・秋田都市圏)等がその機能を担っている。
- 秋田県立循環器・脳脊髄センター(秋田市・秋田都市圏)
脳心血管病診療部、脳卒中診療部、脳神経外科、脊髄脊椎外科、神経内科、循環器内科、放射線科、麻酔科、リハビリテーション科、救急科、心臓血管外科
184床
- 秋田県立医療療育センター(秋田市・秋田都市圏)
小児科、小児科メンタルヘルス、精神科心のケア、整形外科、歯科、リハビリテーション科、耳鼻咽喉科、眼科
140床
- 秋田県立リハビリテーション・精神医療センター(大仙市・大仙都市圏)
リハビリテーション科、精神科、歯科、放射線科
300床
山形県
山形県内の県立病院は計5施設。県庁所在地かつ県第1の都市である山形都市圏に3施設、第2の都市である鶴岡市に1施設、第8の都市である新庄市に1施設立地している。総合病院の山形県立中央病院、山形県立河北病院、山形県立新庄病院、精神科系の山形県立こころの医療センター、障がい支援系の山形県立こども医療療育センターの5施設がある。東北地方で唯一、県内に赤十字病院が存在しないが、三次医療機関として山形大学医学部附属病院(637床)が山形市に立地している。
- 山形県立中央病院(山形市・山形都市圏)
内科、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、眼科、耳鼻いんこう科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、歯科口腔外科、精神科、心療内科、神経内科、放射線科、麻酔科
660床
- 山形県立河北病院(河北町・山形都市圏)
内科、整形外科、耳鼻咽喉科、神経内科、脳神経外科、放射線科、疼痛緩和内科、泌尿器科、麻酔科、小児科、産婦人科、変形性疾患、外科、眼科
186床
- 山形県立新庄病院(新庄市・新庄都市圏)
内科、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、血液内科、腫瘍内科、腎臓内科、糖尿病・内分泌内科、脳神経内科、小児科、外科、乳腺外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、救急科、精神科・心療内科、歯科、リハビリテーション科、総合診療科
325床
- 山形県立こころの医療センター(鶴岡市・鶴岡都市圏)
精神科、心療内科
213床
- 山形県立こども医療療育センター(上山市・山形都市圏)
整形外科、小児科、歯科、耳鼻咽喉科、精神科、泌尿器科、リハビリテーション科
60床
閉院した県立病院
- 山形県立日本海病院(酒田市・酒田都市圏)
地域からの県立病院設置を望む声に応える形で、県第3の都市である酒田市に1993年に開院したが、同病院の開院により既存の市立酒田病院は患者数が激減し経営難に追い込まれた。共倒れを防ぐため、競合する市立酒田病院との経営統合を行い、両病院は閉院となった[32]。後継施設は日本海総合病院。
宮城県
宮城県内の県立病院は計3施設。県庁所在地かつ県第1の都市である仙台都市圏に3施設全てが立地している。東北地方で唯一の高度小児専門病院である宮城県立こども病院、精神科系の宮城県立精神医療センター、がん専門の宮城県立がんセンターの3施設がある。県立の総合病院は存在せず、1160床の東北大学病院(仙台市・仙台都市圏) 、698床の国立病院機構仙台医療センター(仙台市・仙台都市圏)、525床の仙台市立病院(仙台市・仙台都市圏)、389床の仙台赤十字病院(仙台市・仙台都市圏)等がその機能を担っている。
- 宮城県立こども病院(仙台市・仙台都市圏)
新生児科、総合診療科(消化器科、アレルギー科、腎臓内科、リウマチ・感染症科)、血液腫瘍科、循環器科、神経科、内分泌科(非常勤)、外科、心臓血管外科、脳神経外科、整形外科、形成外科、泌尿器科、産科、眼科(非常勤)、耳鼻いんこう科(非常勤)、歯科口腔外科・矯正歯科、発達診療科、児童精神科(非常勤)、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、集中治療科、臨床病理科
241床
- 宮城県立精神医療センター(名取市・仙台都市圏)
精神科、児童精神科、歯科
258床
- 宮城県立がんセンター(名取市・仙台都市圏)
血液内科、腫瘍内科、呼吸器内科、消化器内科、頭頸部内科、緩和ケア内科、腫瘍循環器科、精神腫瘍科、糖尿病・代謝内科、呼吸器外科、消化器外科、乳腺外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、泌尿器科、婦人科、頭頸部外科、皮膚科、眼科、放射線診断科、放射線治療科、麻酔科、病理診断科、歯科、臨床検査科
383床
閉院した県立病院
- 宮城県拓桃医療療育センター(仙台市・仙台都市圏)
小児科、整形外科、リハビリテーション科、泌尿器科、歯科の診療科と81の病床を有していたが、県立こども病院に統合された。後継施設として、県立こども病院病棟内に療育施設の宮城県立拓桃園が設置された。
福島県
福島県内の県立病院は計5施設。県第1の都市である郡山市に1施設、第16の都市である矢吹町に1施設、第20の都市である南会津町に1施設、第53の都市である三島町に1施設、第56の都市である大熊町に1施設立地している。総合病院の福島県立南会津病院、福島県立宮下病院、福島県立大野病院(休診中)、障がい支援系の福島県総合療育センター、精神科系の福島県立ふくしま医療センターこころの杜の5施設がある。4大都市圏(郡山・いわき・福島・会津若松)には、福島県総合療育センターが立地する県下第一の都市である郡山市の他は、県立病院が立地していない。また、東北地方では唯一、200床以上の県立病院を有していない。そのため、県庁所在地福島市では福島医科大学附属病院(778床)、福島赤十字病院(296床)等がその機能を担っている。
- 福島県総合療育センター(郡山市・郡山都市圏)
整形外科、リハビリテーション科、小児科、耳鼻咽喉科、心の発達相談室(精神科)、歯科、眼科、泌尿器科
90床
- 福島県立ふくしま医療センターこころの杜(矢吹町・白河都市圏)
精神科、内科
149床
- 福島県立南会津病院(南会津町)
内科、神経内科、外科、整形外科、産婦人科、小児科、耳鼻咽喉科、眼科、皮膚科、麻酔科、神経精神科
100床
- 福島県立宮下病院(三島町)
※ 2027年度に移転後、病床を19床に減らし「有床診療所」に降格予定。
内科、外科、整形外科、耳鼻咽喉科、神経精神科、皮膚科
32床
- 福島県立大野病院(大熊町)
※福島第一原子力発電所事故により休診中。
内科、呼吸器科、外科、整形外科、小児科、産婦人科、眼科、泌尿器科、麻酔科
150床
東北他県の現状(県立スポーツ施設)
東北各県の県立スポーツ施設は、
青森県3施設(うち青森都市圏2施設)
岩手県11施設(うち盛岡都市圏9施設)
秋田県13施設(うち秋田都市圏11施設)
山形県7施設(うち山形都市圏5施設)
宮城県8施設(うち仙台都市圏6施設)
福島県2施設(うち福島都市圏1施設)
がそれぞれ立地している。
青森県
青森県内の県立スポーツ施設は計3施設。県庁所在地かつ県第1の都市である青森都市圏に2施設、第3の都市である弘前市に1施設立地している。
- 青森県営スケート場(青森市・青森都市圏)
- 青森県総合運動公園(青森市・青森都市圏)
- 陸上競技場
- 青森県営野球場
- 棒高跳び走路新設
- 陸上補助競技場
- 新青森県総合運動公園
- 総合体育館・青い森アリーナ
- テニスコート24面
- スポーツ科学センター
- かべうちテニス
- さくら広場、流れ工、多目的広場等園地
- 球技場
- 多目的運動場(サッカー、ラグビー等の試合可能天然芝フィールド)
- 陸上競技場メインスタジアム
- 補助陸上競技場
- 複合遊具やふわふわドーム・健康遊具
- ジョギングコース一周2.5km
- 投てき・アーチェリー場
- 屋内25mプール
- マエダアリーナ50mプール
- 陸上競技場
- 青森県武道館(弘前市・弘前都市圏)
岩手県
岩手県内の県立スポーツ施設は計11施設。県庁所在地かつ県第1の都市である盛岡都市圏(都市圏内の盛岡市、雫石町に跨る施設あり)に9施設、第4の都市である花巻市に1施設、県第8の都市である大船渡市に1施設立地している。
- 岩手県営運動公園(盛岡市・盛岡都市圏)
- 純情産地いわてトラフィール(陸上競技場)
- 補助競技場
- 第1グラウンド・第2グラウンド(サッカー・ラグビー場)
- 野球場
- テニスコート
- ONODERASIGN Climbing Base(スポーツクライミング競技場)
- 会議室
- 日本庭園
- 児童公園(遊びの森)
- 交通公園
- 岩手県営体育館(盛岡市・盛岡都市圏)
- 岩手県営スケート場(盛岡市・盛岡都市圏)
- 岩手県営武道館(盛岡市・盛岡都市圏)
- 岩手県営屋内温水プール(雫石町・盛岡都市圏)
- 岩手県営スキージャンプ場(八幡平市・盛岡都市圏)
- ふれあいランド岩手(盛岡市・盛岡都市圏)
- プール
- 体育館
- 陸上競技場
- トレーニングルーム
- 卓球室
- テニスコート
- ゲートボール場
- アーチェリー場
- ふれあいホール
- 研修室
- 教養室
- 会議室
- 音楽室
- 陶芸室
- 創作室
- 調理実習室
- 図書室
- こども広場
- 勤労身体障がい者体育館(盛岡市・盛岡都市圏)
- 体育館
- トレーニング室
- シャワー室
- 岩手県立御所湖広域公園(盛岡市、雫石町・盛岡都市圏)※ 県立御所湖広域公園は盛岡市と雫石町に跨っている。
- 艇庫
- 御所大橋運動場
- 野球場1面
- 軟式野球場
- テニスコート4面
- 休憩所
- トイレ
- 更衣室
- ファミリーランド有料施設
- バスケットボール
- ミニテニス
- ミニサッカー
- パターゴルフ
- 岩手県立花巻広域公園(花巻市・北上都市圏)
- 運動公園ゾーン(テニスコート)
- 県民ゴルフ場
- 岩手県立福祉の里センター(大船渡市・大船渡都市圏)
秋田県
秋田県内の県立スポーツ施設は計13施設。県庁所在地かつ県第1の都市である秋田都市圏に11施設、第4の都市である由利本荘市に1施設、第12の都市である仙北市に1施設立地している。
- 秋田県立体育館(秋田市・秋田都市圏)
- 秋田県立武道館(秋田市・秋田都市圏)
- 秋田県立野球場(秋田市・秋田都市圏)
- 秋田県立スケート場(秋田市・秋田都市圏)
- 秋田県立総合プール(秋田市・秋田都市圏)
- 秋田県立中央公園(秋田市・秋田都市圏)
- 400m×9レーン、全天候型
- 芝生スタンド
- 投てき場
- 野球場
- 野球広場
- アーチェリー場
- 人工芝テニスコート
- 球技場
- 運動広場
- トレーニングセンター
- 屋根付きグラウンド(スカイドーム)
- フィールドアスレチック
- ファミリーキャンプ場
- マウンテンバイクコース
- パークゴルフコース
- ファミリーピクニックゾーン
- つつじ森展望台
- バーベキュー広場
- 秋田県立向浜運動広場(秋田市・秋田都市圏)
- 野球用グラウンド4面
- テニスコート9面
- 秋田県立新屋運動広場(秋田市・秋田都市圏)
- メイングラウンド
- サブグラウンド
- 秋田県営トレーニングセンター(秋田市・秋田都市圏)
- 秋田県スポーツ科学センター(秋田市・秋田都市圏)
- 秋田県勤労身体障害者スポーツセンター(秋田市・秋田都市圏)
- 体育館
- 屋外運動場
- 秋田県立総合射撃場(由利本荘市・由利本荘都市圏)
- 秋田県立田沢湖スポーツセンター(仙北市・大仙都市圏)
- 秋田県田沢湖スキー場
- 体育館
- 陸上競技場
- ラグビー場
- サッカー場
山形県
山形県内の県立スポーツ施設は計7施設。県庁所在地かつ県第1の都市である山形都市圏に5施設、第2の都市である鶴岡市に1施設、第31の都市である舟形町に1施設立地している。山形県は東北で唯一屋内スケート場を有しておらず、県は山形市内に県営の屋内スケート施設を整備する予定[33]。
- 山形県総合運動公園(天童市・山形都市圏)
- 総合体育館(アリーナ、サブアリーナ、柔道場、剣道場、屋内プール(日本水泳連盟公認)、トレーニング室、合宿所、会議室、浴室(温泉))
- NDソフトスタジアム山形
- サブグラウンド(テニス4面、ゲートボール3面、ミニサッカー1面)
- テニスコート人工芝18面(照明設備12面)
- サッカー場
- ラグビー場
- 野球場
- 運動広場(160m×100mクレイ仕上げ)
- 屋外プール
- いこいの広場
- お祭りの広場
- ふる里の森
- 第2運動広場(110×84m人工芝、照明設備)
- 第3運動広場(サッカーコート2面(広場1・広場2)天然芝(主陸と同種))
- 山形県体育館(山形市・山形都市圏)
- 主競技場
- 小競技場
- 山形県武道館(山形市・山形都市圏)
- 剣道場
- 柔道場
- 合宿所
- 蔵王みはらしの丘ミュージアムパーク(山形市・山形都市圏)
- 管理棟(はらっぱ館)
- 多目的広場
- グラウンドゴルフ場
- 芝生広場
- 芋煮広場
- 緑の庭(オープンガーデン)
- スケートパーク(スケートボート、インラインスケート)
- 山形県県民の海・プール(鶴岡市・鶴岡都市圏)
- 山形県民ゴルフ場(舟形町・新庄都市圏)
宮城県
宮城県内の県立スポーツ施設は計8施設。県庁所在地かつ県第1の都市である仙台都市圏に6施設、第2の都市である石巻市に1施設、第9の都市である登米市に1施設立地している。
- 宮城野原公園総合運動場(仙台市・仙台都市圏)
- 楽天モバイルパーク宮城(宮城球場)
- ウォーミングアップ場
- 宮城テニスコート
- 宮城県第二総合運動場(仙台市・仙台都市圏)
- 宮城県武道館
- 宮城県弓道場
- 宮城県クライミングウォール
- 宮城県合宿所
- 宮城県総合運動公園(利府町・仙台都市圏)
- キューアンドエースタジアムみやぎ(宮城スタジアム)
- セキスイハイムスーパーアリーナ(総合体育館)
- テニスコート
- セントラルスポーツ宮城G21プール(総合プール)
- リフレッシュ・プラザ(合宿所)
- 宮城県仙南総合プール(柴田町・仙台都市圏)
- 温水プール
- トレーニングセンター
- みやぎ生協めぐみ野フットボール場(宮城県サッカー場)(利府町・仙台都市圏)
- Aグラウンド(西洋芝グラウンド)
- Bグラウンド(西洋芝グラウンド)
- Cグラウンド(人工芝グラウンド)
- アイエス総合ボートランド(宮城県長沼ボート場)(登米市)
- 長沼艇庫ボートコース
- 宮城県ライフル射撃場(石巻市・石巻都市圏)エアーライフル射撃場
- スモールボアライフル射撃場
福島県
宮城県内の県立スポーツ施設は計2施設。県庁所在地かつ県第3の都市である福島都市圏に1施設、第5の都市である須賀川市に1施設立地している。
- 福島県あづま総合運動公園(福島市・福島都市圏)
- 福島県営あづま総合体育館
- 福島県営あづま球場
- 福島県営あづま陸上競技場(とうほう・みんなのスタジアム)
- 補助陸上競技場(3種公認)
- 軟式野球場
- 多目的運動広場
- 第2多目的運動広場
- スポーツイベント広場(ラグビー、サッカーなど)
- ミニ多目的運動広場
- テニスコート
- サイクルスポーツ広場
- トリムの森(アスレチック)
- クライミング施設
- ウォーキングコース
- ジョギングコース
- フィットネス広場
- ピクニック広場
- 軽運動場
- 幼児体育室
- 福島空港公園(須賀川市・郡山都市圏)
- 多目的運動広場
- フットサルコート
- テニスコート
- 屋外活動広場
八戸市による県立施設をめぐる県への要望の経緯

「八戸市は県人口第二の新産業都市でありながら、1975年の青森県立種差少年自然の家の開設を最後に、県立のスポーツ、文化、医療、福祉に関する施設建設の要望を県に拒否され続けてきた」という主張がある。既設の少年自然の家は、子ども対象にした「引率者の指導のもとに集団宿泊訓練、自然体験活動、生活指導、学習合宿、クラブ活動合宿、研修等をする」[34]教育団体利用のための施設であり、一般市民が個人で利用できる県立施設ではない[35]という内容である。
県立病院や医療施設についても八戸市と三戸郡に立地はないとの主張だが、実際には、1983年設置の「青森県立はまなす医療療育センター」が医療法による病院として八戸市内に存在しており、外来診療や入所支援などを行っている[10]。
これら主張の発端として、かねてから八戸市は県に対して「県立八戸文化ホール」後の「県立八戸芸術パーク」、「県営八戸屋内スケートリンク」、「県立がんセンター」の要望を早いものでは1992年度からし続けていたという経緯がある[36]。1995年の青森県議会において、県有施設がない八戸市に県立文化ホール、国際試合対応する県立屋内スケートリンクの建設要望がなされたが、県は検討するに留まり[37][38]、1999年、県立八戸屋内スケートリンクについて県は「実現は困難」[39]と八戸市の県議8人による要望を却下した。
県は1990年代、青森市の県営野球場を建設途中に三内丸山遺跡が発見され、資料館を作って整備を行ったほか、「青森県立県民福祉プラザ」「青森県男女共同参画センター」「青森県立保健大学」「新青森県総合運動公園」「県立総合体育館・青い森アリーナ」「青森県立美術館」「青森県立動物愛護センター」を建設し、弘前市の「青森県武道館」、三沢市の「青森県立三沢航空科学館」などの大型県立施設を開館させていた。
その後、2001年に、当時の木村守男知事(藤崎町出身)は青森市と、次いで八戸市に新しい芸術拠点を建設する計画を立て、青森市では「青森県立美術館」、八戸市では「県立八戸芸術パーク」という2施設整備の具体的な検討がなされていた[40]。しかし、2003年に木村知事の女性問題が大手週刊誌にて報じられ、知事は県議会紛糾の後に辞職[41][42]。 その後、百石町(現・おいらせ町) 出身の三村申吾氏が知事選に当選したが、当時の青森県は財政危機に陥っていた。三村知事は、2003年から5年に渡り県の職員給与2〜20%削減をはじめ、大規模公共施設の新規着工凍結を実施せざるを得なかった[43]。
当時の青森県は、2002年の東北新幹線八戸延伸により、利子を含め2,000億円以上の建設費の負担のほか、並行在来線(目時八戸間)の設備取得や運営に対して多額の支出を余儀なくされており、新幹線建設費を地元県が負担する建設スキームが、青森県財政の最大の圧迫要因であるとも指摘されていた[44]。
2003年の県財政危機による大規模施設の新規着工凍結決定当時、既に着工し、一割ほど建設が進んでいた青森県立美術館は2006年の開館に漕ぎ着けるも[45]、未だ設計者選定や地質調査も計画段階で、未着工の状態であった県立八戸芸術パークは新規着工凍結に該当したため凍結され、そのまま着工されることはなかった[46]。
2005年、朝日新聞は「青森との格差、八戸市議会で質問 県立施設ゼロ、岩手県の編入問う議員も」と報じた[47]。
2007年、県の財政危機が回避されたことをうけ、八戸市とその周辺地域の地方議員らは、再び県立八戸芸術パークと県立屋内スケート場を県に要望したが県は要望を却下した[48]。当時の青森県は、財政危機が回避されたとはいえ、2007年時点でも県財政には構造的な財源不足額が多額に生じており、当面財政状況の改善の見込みはなく、当初予算にも厳しい編成が強いられていた[49]。翌年に新聞では「八戸市長が県への建設優先要望を屋内スケート場に決定した」と報じられた[50]。
2012年時点で県の立場は、「東日本大震災の影響などで、県の財政は依然として厳しい状況にあり、今後の県立大規模施設については老朽化対策を優先して整備する予定」と、新規施設整備には慎重な方針を示していた一方で、八戸市の県立屋内スケート場については、整備に向けた検討に入ることとなった[51]。
その後、県は、県立八戸屋内スケート場の早期実現に向けて、国土交通大臣らへ要望活動を開始した[52]。
2014年、八戸市は県に「県立がんセンター」の整備を求めたが、再度却下となる[53]。
一方、県に要望した県立八戸スケート場については早期実現のために、県が建設費を全額負担し、運営は市が行うという方式で県と市は建設合意に至った。2019年に八戸市に市営の屋内スケートリンクとして開館した。整備費約126億円のうち、国の補助金を除いた建設費約62億円を県が全額補助し、八戸市が年約3億円の維持費を負担している[54][55]。大規模改修の際は県も応分の負担をすることとなっている[56]。国際大会が可能な国内3か所目の屋内スピードスケート場として約126億円の整備費がかけられたが[18]、これは「青森県営スケート場(青森市)」約45億円の約3倍[19]、八戸と同様の国際規格屋内スピードスケート場である「帯広の森スピードスケート場(明治北海道十勝オーバル)」約60億円の約2倍[18]となっている。
2022年、県立施設を県から却下され続けた八戸市はついに1992年から30年間にわたり要望した「県立八戸芸術パーク」、2014年から要望した「県立がんセンター」要望を取り下げると決定した[57]。「2024年現在、八戸市と三戸郡に県立スポーツ施設、県立文化施設、県立病院の立地はない[注 2][58][59][60]」との主張もあるが、実際には前述の通り県立の病院施設が存在している。
県は2018年、新青森県総合運動公園内(青森市)に、新陸上競技場、補助陸上競技場と周辺施設を200億円で完成[61]、2024年には屋内型50mプールを192億円で建設し、既設の屋内25mプールの横に完成させた[62][63]。これらは、老朽化が進んでいた青森県総合運動公園の代替施設であり、旧陸上競技場は解体され[64]、旧プールの解体も予定されている[65]。
現在県は、老朽化対策を優先して整備するとの方針のもと、三内丸山遺跡の発見により約30年間建設が凍結されていた、老朽化が著しい県営球場(1967年開場)の代替となる新県営野球場の建設計画[66]や、建設費および運営費削減のために青森市と合同で、青森県立病院と青森市民病院を統合させた新病院の建設を予定している[67]。県立中央病院の院舎は、現役の都道府県立病院(500床以上)の中で最も古く、建物の耐用年数を経過しているほか、設備の老朽化や免震の不備など様々な問題から建て替えが求められていた[68]。
県議会における立地改善要望の歴史
青森県議会では主に1980年代から2000年代初頭にかけて、県立施設が青森市に偏っていることが問題視され、度重なる改善が要望されていた。
1986年 - 2000年
1986年の県議会では、県議から「青森市を県都として力を注ぐのは結構でございますが、八戸には新産都市として発展するように、弘前には観光文化都市として文化の香りが漂うように、少なくとも旧三市にそれぞれふさわしい県立の施設が必要なのではないでしょうか」と分散立地への要望がなされた[8]。
1988年の県議会では、青森市以外に県立病院がない中で、県議から「岩手県においては市あるいは郡単位で県立病院があります。私は、県都以外の市町村にも県立病院を設置せよとは申しませんが、せめて各自治体病院に温かい手を差し伸べるべきである」と、県全体の均衡な医療予算の負担要望がなされた[69]。
- 現在、八戸市民病院をはじめ、各自治体病院には毎年県から補助金が出されている[70]。
1991年の県議会では、青森市以外に県立病院がない中で、県議から「(青森市の)県立つくしが丘病院にある痴呆性老人専門病棟に相当するものを旧三市である弘前、八戸に設置できないか」と県立病院設置の要望がなされた[71]。
1992年の県議会では、県議から「旧三市を比較すると、北村知事、あなたのお住まいになっておられる青森市は、県庁所在地であるがゆえに、高度な医療を確保している県立中央病院を初め、青森県立水族館、県立図書館、県営産業技術開発センター、県立郷土館、県立社会教育センター、県立の総合運動場、県立の体育館、県立スケート場等々行政面におけるあらゆる県立施設が集積いたしております。」と、不均衡な県有施設立地について発言があった[72]。
- 現在、県産業技術センターの各部署は、八戸工業研究所をはじめとして県内各地に配置されている[73]。
1995年の県議会では、県有施設がない八戸市に県立文化ホール、国際試合対応の県立屋内スケートリンクの建設要望があった[74][38]。
1997年の県議会では、八戸市の県議が「私どもは八戸に何としても県立の何かが欲しいんですわ。(中略)旧三市の中で県立のものがないのは八戸だけですよ。(中略)いや、高等学校があると隣で言ってるけどもね、高校の建物とか体育館の問題じゃないんですよ。私たちは、みんな仲よくしながら、八戸の選挙区で八人とれてきてるんです。五十一人中の八人みんなでこれはしゃべってるわけです。ところが何十年たっても何にもできない(後略)」と、県に対する強い要望を行った[75]。
同年3月、八戸市の県議が県立施設について「本県には、青森、弘前、八戸、三沢、十和田、むつ、黒石、五所川原、この八つの市があって、県立を必要とする地域は──青森市以外の市でも県立が欲しいんです。体育施設ばっかりではないんです。(中略)文化的な面、そしてそういう総合的なものを各地域に網羅していかなきゃならぬのが県政課題だと思うんです。」と強く県立施設設置の要望を行った[76]。 同年6月「県立八戸芸術パークの早期実現が望まれるところでありますが、この芸術パークに整備される仮称「県立八戸文化音楽ホール」の建設に向けた今後の県の取り組みについてお伺いをいたします。(中略)これまでの県立スポーツ施設、あらゆる県立施設の整備状況を見てみますと、全県的な位置づけから県立の施設は青森市にその多くが建設されている(中略)仮称「県立八戸圏域屋内スピードスケートリンク」を建設すべきである」と強い要望を行った[77]。
2001年 - 2024年
2001年5月、県建設公営企業委員会にて、八戸市への県立水族館の分園設置の要望がなされた[78]。
2001年9月、県建設公営企業委員会にて、「(八戸市中心街地区に)できれば県立の駐車場をその消費地というよりも商店街が連帯している近くに、地下なり何なりの駐車場のスペースを確保し(中略)市役所の職員だけではなく企業に勤めている方々についても駐車場がやや不足している(中略)県営駐車場事業の推進、推進というよりその事業をやって良いかどうかという検討をしていただきたい。」と要望がなされた。 [79]
2002年1月、県議会にて、八戸地域に現在県立施設がない中で、地域総合整備事業債の廃止の影響で県立八戸芸術パーク整備の白紙撤回しないよう要望がなされた[80]。
2003年3月、県議会にて県議から「知事公約で十回にも及ぶ陳情をした。東北地方の類似都市で県立の施設がないのは八戸市だけになり、肩身の狭い思いをしている。弘前の武道館、青森には県庁北棟を初めいろいろな施設がある。税の面で県政に貢献していると自負しているが、いつまで陳情すればよいのか」と、県の対応について質問があった[81]。
2003年9月、県議会にて県議から「県立施設の地域バランス、公平公正等についてはどのように考えているのか。」と、県有施設立地の格差是正について質問があった[82]。続けて「県内の県立施設の設置状況、配置状況を見ますと、三八(地域)はないんですよ。総合運動公園から、芸術パークから、屋内スケートリンク、要望したのは一つも実現していません。負担ばかりですよ。それから日赤の建てかえ。これだって、県が十七億円しか出さないときに八戸が十三億円も出させられている。財政規模からいったら十分の一でいいはずです」と、度重なる要望にもかかわらず県の県南地域の冷遇する態度について正した[82]。
2004年3月、県議会にて県議から「旧八戸市民病院跡地に専門の音楽ホールと美術館を併設した文化館建設を掲げ(中略)三村県政は早々と、五つの大型プロジェクトを五年間凍結すると県財政再生プランを宣言(中略)。何にもないのが我が選挙区であります。三市のバランスをとって、ぜひ八戸市にも文化的な施設をつくってほしいと二十四万市民は待望いたしております。」と、緊縮財政の中で適正な県施設立地を要望した。 [83]
2006年10月、県議会にて八戸選出の県議から八戸市議会で県立施設立地に対する県への不満が上がっていると述べた上で「県立施設を造ってほしいという切実な気持ちがある」と議会で質問し、三村知事は回答しなかったと報道された[84]。
2007年3月、県総務規格委員会にて県議から「新聞報道によりますと、八戸市長が県立施設建設の検討が少なからずも進展するとの強い期待感を示しているようであります。そこで質問ですが、この事業を担当する立場の部長として、八戸市長のこの強い期待に対して、部長はどのような所見を持っているのか(中略)県立施設はまさに八戸、三八地域の長年の願いであります。 」と、長年の陳情、要望に対する県総務部長への考えを問うた。 [85]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b 青森地域社会研究所(編)「提言のページ 県立施設立地について 青森地域社会研究所 参与 工藤欣一」『月刊れぢおん青森 = Région Aomori monthly』第16巻第188号、青森地域社会研究所発行、1994年7月。
- ^ https://www.pref.aomori.lg.jp/k-kensei/sisetsu.html 青森県の施設
- ^ https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/hospital/ 病院局 青森県庁HP
- ^ https://www.auhw.ac.jp/ 青森県立保健大学
- ^ “人口・世帯数等(住民基本台帳)/青森市”. www.city.aomori.aomori.jp. 2024年5月16日閲覧。
- ^ “八戸市人口データ(令和6年度)|八戸市”. www.city.hachinohe.aomori.jp. 2024年5月16日閲覧。
- ^ “青森県弘前市”. 青森県弘前市. 2024年5月16日閲覧。
- ^ a b 青森県議会昭和61年第168回定例会(第3号)本文 1986-12-09 38 二十四番 福島力男県議の質問
- ^ “青森県立あすなろ療育福祉センターのホームページへようこそ!”. 青森県. 2025年5月5日閲覧。
- ^ a b “青森県立はまなす医療療育センター”. 日本赤十字社. 2025年4月19日閲覧。
- ^ “地方鉄道の活性化に向けて (2)地方鉄道の活性化に向けて”. 国土交通省. 2025年5月9日閲覧。
- ^ “青い森鉄道の指定管理者について”. 青森県 (2024年12月12日). 2025年5月9日閲覧。
- ^ 朝日新聞2013年12月12日青森全県版25頁
- ^ “さわらび療育福祉センター”. 青森県. 2025年5月5日閲覧。
- ^ “津軽半島の新シンボル、全天候型多目的ドームが竣工(建設グラフ)”. 自治タイムス社. 2025年4月20日閲覧。
- ^ https://www.town.fukaura.lg.jp/fixed_docs/2020050800014/file_contents/2.pdf 深浦町個別施設計画 (建物財産)施設カルテ 令和2年3月深浦町 2024年5月22日閲覧
- ^ “[令和元年度 建設委員会地方都市行政視察調査報告書(案) 令和元年度 建設委員会地方都市行政視察調査報告書(案)]”. 中野区議会. 2025年4月19日閲覧。
- ^ a b c d “令 和 元 年 度 都 市 行 政 調 査 報 告 書”. 帯広市. 2025年4月19日閲覧。
- ^ a b “スケート場について 施設概要”. 青森県営スケート場. 2025年4月19日閲覧。
- ^ “青森県の施設”. 青森県. 2025年5月5日閲覧。
- ^ “りんご史料館”. 青森県産業技術センター. 2025年5月5日閲覧。
- ^ “施設案内”. 岩手県. 2025年5月4日閲覧。
- ^ “公の施設一覧【令和6年4月1日現在】”. 秋田県. 2025年5月4日閲覧。
- ^ “文化施設”. 山形県. 2025年5月4日閲覧。
- ^ “県内の文化施設”. 宮城県. 2025年5月4日閲覧。
- ^ “新築移転の宮城県民会館の設計、2200席のホールなど”. 日本経済新聞. 2025年5月4日閲覧。
- ^ “県内の文化施設”. 福島県立博物館. 2025年5月4日閲覧。
- ^ 名称が類似した福祉施設である青森県立あすなろ療育福祉センター(青森市)、青森県立さわらび療育福祉センター(弘前市)は、医療法に基づきそれぞれ「有床診療所(15床)」、「診療所(入院設備なし)」に分類されており、「病院」には分類されない。
- ^ 県内に赤十字病院が存在しない山形県を除く。
- ^ 弘前大学医学部附属病院(618床)が弘前市(弘前都市圏)に、434床の八戸赤十字病院が八戸市(八戸都市圏)に立地する。
- ^ “連載/新潟・地域医療網の危機<2>県立病院編 全国2番目の多さ…ルーツは国策施設、一括移管は新潟と岩手だけ”. 新潟日報. 2025年5月4日閲覧。
- ^ 「自治体先進施策紹介 山形県における公立病院改革、医療機能の再編・ネットワーク化の状況について--山形県立日本海病院と酒田市立酒田病院の統合再編」 『地方財政』 2010年12月号
- ^ “酒田市スケートリンク中止…市長陳謝 山形市内に県営計画で”. 読売新聞. 2025年5月4日閲覧。
- ^ 青森県立種差少年自然の家 http://tanesashi.jp/
- ^ 青森県立種差少年自然の家-利用案内 http://tanesashi.jp/html_01/use.html
- ^ “「市体育館の建て替え財源確保を 八戸市、県への重点要望発表」2022年8月25日”. デーリー東北デジタル. 2024年5月20日閲覧。
- ^ 青森県議会平成7年第203回定例会(第2号)本文 1995-10-12 五十一番 滝沢章次県議の質問「県当局におかれましては、音楽、演劇の専門の県立文化ホールを一日も早く八戸に建設していただきたい」
- ^ a b 青森県議会平成7年第203回定例会(第2号)本文 1995-10-12 五十一番 滝沢章次県議の質問「氷都八戸に国際試合のできるインドア四百メートルコースのスピードリンクを建設していただきたい。」
- ^ 『八戸市の県議8人、「屋内スケート場」の要望ーー県「実現は困難」と回答/青森』1999.06.17 地方版/青森 毎日新聞記事検索
- ^ 『八戸芸術パーク整備検討委員会が報告書ーー木村守男知事に/青森』2001.12.19 地方版/青森 22頁 毎日新聞記事検索
- ^ “前青森知事のセクハラ問題”. 西日本新聞. (2005年8月31日) 2025年5月6日閲覧。
- ^ “田名部参院議員らを提訴/青森県知事が名誉棄損で”. 四国新聞. (2003年2月27日) 2025年5月6日閲覧。
- ^ 『県が「財政改革プラン」素案 基金、380億円確保を=青森』2003.10.16(木)青森 朝刊 青森28頁 読売新聞
- ^ 櫛引素夫, 北原啓司 (2006-01-25). “東北新幹線八戸開業が地元にもたらした経済的、社会 的変化と課題”. 弘前大学大学院地域社会研究科年報 (弘前大学) 2 (2005): 79-95 .
- ^ “事務事業評価シート [様式1青森県立美術館(仮称)]”. 青森県. 2025年5月9日閲覧。
- ^ “事務事業評価シート [様式1八戸芸術パーク整備構想推進事業]”. 青森県. 2025年5月9日閲覧。
- ^ 朝日新聞2005年9月13日 朝刊青森全県31頁
- ^ 『八戸に県立施設誘致、超党派で促進議員団 県幹部「政治判断の世界/青森県』 朝日新聞2007年10月6日朝刊青森全県 31頁
- ^ “臨時会見/平成19年度青森県重点施策提案に係る政府予算案の内示状況について”. 青森県. 2025年5月9日閲覧。
- ^ 『屋内スケート場、建設優先要望へ 県に小林・八戸市長/青森県』朝日新聞2008年3月29日朝刊青森全県・地方 30頁
- ^ “*意見交換(フリートーク) 「県立施設の建設に係る県の見通しについて」”. 十和田市. 2025年5月9日閲覧。
- ^ “[www.pref.aomori.lg.jp/release/2013/49147.html 屋内スケート場の早期建設について国土交通大臣等への要望活動を実施します(プレスリリース) - 青森県庁ホームページ / 49147.html]”. 青森県. 2025年5月9日閲覧。
- ^ “「市体育館の建て替え財源確保を 八戸市、県への重点要望発表」2022年8月25日”. デーリー東北デジタル. 2024年5月20日閲覧。
- ^ “YSアリーナ八戸”. 八戸市. 2025年5月9日閲覧。
- ^ “施設の維持管理費が増大、財政圧迫要因に/八戸市当初予算案”. デーリー東北デジタル. 2024年5月20日閲覧。
- ^ “令和元年度 建設委員会地方都市行政視察調査報告書(案)”. 中野区議会. 2025年5月9日閲覧。
- ^ “「市体育館の建て替え財源確保を 八戸市、県への重点要望発表」2022年8月25日”. デーリー東北デジタル. 2024年5月20日閲覧。
- ^ https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kyoiku/e-sports/taiiku_shisetsu.html 県有体育施設について 青森県庁ウェブサイト 2024年5月18日閲覧
- ^ https://www.pref.aomori.lg.jp/k-kensei/sisetsu.html 青森県の施設(文化施設)青森県庁ウェブサイト 2024年5月18日閲覧
- ^ https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/hospital/ 病院局 青森県庁ウェブサイト 2024年5月18日閲覧
- ^ “新青森県総合運動公園陸上競技場が完成”. 日本経済新聞. 2024年5月20日閲覧。
- ^ https://www.obayashi.co.jp/thinking/detail/project81.html 新青森県総合運動公園 新水泳場等整備運営事業 大林組 2024年5月20日閲覧
- ^ https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20240401/6080022254.html 国民スポーツ大会に向けて整備 50メートルプール完成 青森 NHK
- ^ “さよなら旧競技場スタンド/青森”. 東奥日報. 2025年5月9日閲覧。
- ^ “財産管理課落札情報(一般競争)「青森県総合運動公園屋内水泳場解体工事」”. 青森県建設業ポータルサイト. 2025年5月9日閲覧。
- ^ https://www.kensetsunews.com/archives/931918 県営球場再始動へ/24年度に検討委/青森県 024-03-04 6面 建設通信新聞 2024年5月20日閲覧
- ^ https://www.asahi.com/articles/ASS2G7301S2GULUC002.html 県と青森市の統合新病院、2030年3月の開院めど 見直し案を公表 朝日新聞 2024年2月15日 11時00分 2024年5月20日閲覧
- ^ “県立中央病院と青森市民病院のあり方についての提言”. 県立中央病院と青森市民病院のあり方検討協議会. 2025年5月9日閲覧。
- ^ 青森県議会昭和63年第174回定例会(第4号)本文 1988-05-24 五番 山田弘志県議の質問
- ^ “八戸市立市民病院 経営強化プラン”. 八戸市立市民病院. 2025年5月9日閲覧。
- ^ 青森県議会 平成3年第185回定例会(第4号)本文 1991-03-06 三十六番 福岡礼次郎県議の質問
- ^ 青森県議会平成4年第189回定例会(第3号)本文 1992-03-06 六番 中山安弘議員の質問
- ^ “八戸工業研究所”. 青森県産業技術センター. 2025年5月9日閲覧。
- ^ 青森県議会平成7年第203回定例会(第2号)本文 1995-10-12 五十一番 滝沢章次県議の質問「県当局におかれましては、音楽、演劇の専門の県立文化ホールを一日も早く八戸に建設していただきたいのであります。また、八戸の美術館はもとの税務署の建物を利用してるような状況であり、この際、文化ホールと美術館を併合する形で考えるならばミニ芸術パークの理想にも近いものが完成すると思いますが、知事の御所見を伺いたい。」
- ^ 青森県議会平成9年第209回定例会(第4号)本文 1997-03-05 十三番 中山安弘県議の質問
- ^ 平成9年度予算特別委員会(第3号)本文 1997-03-14 174:中山委員
- ^ 「平成9年第210回定例会(第4号)本文 1997-06-25 十三番 中山安弘県議の質問
- ^ 青森県議会平成13年建設公営企業委員会 本文 2001-05-21 12:中山委員「(八戸市に)県立の水族館の分園なるものを、イカを主に取り扱うような水族館を(中略)ご検討いただきたい。そのことを強く要望しておきます。」
- ^ 青森県議会平成13年建設公営企業委員会 本文 2001-09-21 10:中山委員
- ^ 青森県議会平成12年度決算特別委員会(第3号)本文 2002-01-16 19:間山委員「八戸市には現在県立施設がない(中略)こうしたやさきでの地域総合整備事業債の廃止は八戸芸術パークの整備に影響が大変大きい、(中略)八戸芸術パークの整備を決して白紙に戻さないでほしい」
- ^ 青森県議会平成15年第233回定例会(第5号)本文 2003-03-05 六番 清水悦郎県議
- ^ a b 青森県議会平成15年第235回定例会(第2号)本文 2003-09-22 九番 山内正孝県議
- ^ 青森県議会平成16年度予算特別委員会(第3号)本文 2004-03-15 3:清水委員
- ^ 「八戸へ県立施設 そろそろ行動を/熊谷県議が要望」『東奥日報』2006年10月3日、朝刊、2面。
- ^ 平成19年総務企画委員会 本文 2007-03-13 114:滝沢委員
関連項目
外部リンク
- 青森県の施設 - 青森県庁ウェブサイト内
- 青森県立施設の一極集中問題のページへのリンク