陰竹郡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/05 14:21 UTC 版)
陰竹郡(ウムジュクぐん、음죽군)は大韓民国京畿道利川市南部地域にあった旧行政区画で、現在の長湖院邑・雪星面・栗面に該当する。
由来
三韓時代の怒藍国は三国時代の奴音竹県に比定されるが、これは音が似ているからだ。昔の陰竹郡の中心である長湖院は本来、長海院という駅院に由来するが、日本統治時代に突然長湖院に変わり、この経緯が釈然としないという。長湖院邑を流れる清渼川はもともと天民川であったが、大東輿地図の作成過程で天尾川に誤記され、後で今の清渼川になったという[1]。長湖院邑と雪星面の境界をなす雪星山には雪城という城があるが、新羅時代に雪が降り積もった跡に沿って城を築造したため、こういう名前となったという。
歴史
- 5世紀末に新羅の領土となった。757年(景徳王16年)に全国の行政体制および行政単位の名称を改革した時、陰竹県に改名し、介山郡の属県となった。以後、陰竹という名前は特に変動なし。陰竹県の治所は今の長湖院邑善邑里にあり、善邑里を中心に県内面となった。
- 1910年 北面と西面がそれぞれ遠北面と近北面に改称された。
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朝鮮総督府令第111号 旧行政区画 新行政区画 陰竹郡郡内面 利川郡清渼面 방추리、선읍리 陰竹郡東面 나래리、노탑리、와현리、이황리、풍계리 陰竹郡南面 대서리、송산리、어석리、오남리、장호원리、진암리 陰竹郡西面 利川郡雪星面 금당리、신필리、장능리、제요리、행죽리 陰竹郡近北面 상봉리、송계리、암산리、자석리 陰竹郡遠北面 대죽리、수산리、장천리 陰竹郡上栗面 利川郡栗面 본죽리、북두리、산성리、산양리、석산리、오성리 陰竹郡下栗面 고당리、신추리、월포리、총곡리
- 1915年 清渼面管内の31個の里洞を13個に改編し、大西里の一部が雪星面に編入された。
- 1941年10月1日、清渼面が長湖院邑に昇格した。
関連項目
- 長湖院邑
脚注
- ^ “'사울의칼'이 출판하는 인터넷 잡지”. 2016年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年2月8日閲覧。
外部リンク
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