阿仁鉱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 06:10 UTC 版)
阿仁鉱(あにこう、 Anilite)は、1969年に発表された日本産新鉱物で、大阪大学の鉱物学者森本信男などにより、秋田県の阿仁鉱山で発見された[1]。化学組成はCu7S4で、斜方晶系。産出地の鉱山名にちなんで命名された。日本では、阿仁鉱山の他に山口県櫻郷鉱山[2]、和歌山県紀の川市[3]で産出する。
- ^ Morimoto, N. et al. (1969): Anilite, Cu7S4, a new mineral. Amer. Mineral., 54, 1256-1268.
- ^ 【山口県産鉱物】 山口県櫻郷鉱山産デュルレ鉱(Cu31S16),方輝銅鉱(Cu9S5)および阿仁鉱(Cu7S4)について、山口大学工学部学術資料展示館
- ^ 珍しい鉱物「阿仁鉱」発見 和歌山・紀の川市の河原 自然博物館で展示、産経新聞、2017年6月1日、2018年12月15日閲覧
- ^ 日本から発見された新鉱物たち(一覧)→No.26 阿仁鉱、東京大学物性研究所・電子顕微鏡室、浜根大輔
- 1 阿仁鉱とは
- 2 阿仁鉱の概要
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