長野業実とは? わかりやすく解説

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長野業実

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/30 04:07 UTC 版)

長野 業実(ながの なりざね)は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての武将。彦根藩井伊家家老をつとめた。は業真とも。通称は十郎左衛門。

概要

父は上野箕輪城城主長野業正の子の長野業親とされる(諸説あり)。業親の系譜ははっきりせず、業正の子であったとしても庶子か養子であろうと考えられている。

はじめ向坂伝蔵(こうさか でんぞう)、後に民部、十郎左衛門と称した。母が井伊直政存知の者であったため、直政の推挙により徳川家康の近習となり(12歳から13歳時)、その後、天正8年(1580年)に箕輪にて井伊直政に仕官し小姓を務めた。

小田原征伐では井伊勢の先鋒として、小田原城内に突入する功績をあげた。関ヶ原の戦いの功績で慶長6年(1601年)に2000石、大坂の陣で奉行を務め、寛永4年(1627年)に3000石となった。慶安2年(1649年)10月に病死した。

子孫は彦根藩の第三席の家老(4000石)として続いた。

参考文献

  • 上田正昭他『日本人名大辞典』(講談社、2001年)
  • 『三百藩家臣人名事典4』(新人物往来社、1988年)
  • 小宮山敏和「井伊直政家臣団の形成と徳川家中での地位」・「近世初期における譜代大名〈家中〉の成立」『譜代大名の創出と幕藩体制』(吉川弘文館、2015年) ISBN 978-4-642-03468-5
  • 『侍中由緒帳1』(彦根市教育委員会、1994年)



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