長湯線彫磨崖仏とは? わかりやすく解説

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長湯線彫磨崖仏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/24 05:07 UTC 版)

長湯線彫磨崖仏(ながゆせんぼりまがいぶつ)は、大分県竹田市(旧直入町)にある磨崖仏である。1959年(昭和34年)3月26日に大分県の史跡に指定されている[1][2]長湯線刻磨崖仏(ながゆせんこくまがいぶつ)とも言う。

概要

観世音菩薩坐像(像高69.5cm)と金剛界大日如来坐像(像高51.5cm)の計2体の磨崖仏である。観世音菩薩坐像は、水月観音又は白衣観音と見られる。大分県の磨崖仏はほとんどが丸彫り又は半肉彫りであり、線彫りの磨崖仏は珍しいとされる[3]。ただし、竹田市内には他にも碧雲寺線彫磨崖仏、愛宕山線彫磨崖仏があって、いずれも竹田市の史跡に指定されている[2]

像の向かって右には、自然石に梵字を線刻した板碑2基がある。梵字は蓮華座の上に刻まれており、右が阿弥陀如来を意味するह्रीः(キリーク)、左が釈迦如来を意味するभः(バク)の字である。

磨崖仏、板碑ともに室町時代の作と考えられている。

交通

脚注

関連項目

座標: 北緯33度5分28.2秒 東経131度23分40.8秒 / 北緯33.091167度 東経131.394667度 / 33.091167; 131.394667




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