鏡屋女房とは? わかりやすく解説

鏡屋女房

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/27 09:50 UTC 版)

鏡屋女房』(かがみやにょうぼう)は上方落語の演目。原話は、文化年間に出版された笑話本『写本新雑談軽口噺』の一編である「田舎者」。別題は『鏡屋の看板』。

演者として3代目桂米朝がいる[1]

あらすじ

とある村の若者連中が、伊勢参りの帰りに大坂見物をしにやってきた。日本橋まで来たところで、通りの向こうに「おんかかみところ」と書いてある大きな看板が目に入った。「おん かかみところ」(御鏡処=鏡屋)という意味だが、この若者連中、これを「おんかか みところ」(御嬶見処)と読んでしまう。覗いてみると、確かに美女がを抱いて座っていた。

翌年、噂を聞いた連中が鏡屋にやってくる。しかし鏡屋は引っ越してしまっており、代わりに三味線の手習い所が入っていた。美女の代わりにお婆さんが猫を抱いて座っており、疑問に思った連中が看板を見ると、そこには「ことしやみせん」(琴・三味線)。

「ああ、今年しゃ見せんのじゃ」

脚注

  1. ^ 本文見本 - ウェイバックマシン(2025年6月24日アーカイブ分) - 創元社(米朝落語全集)




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