釣って食べたいギャル澤さん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/07 23:50 UTC 版)
釣って食べたいギャル澤さん | |
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ジャンル | 釣りグルメコメディ[1] |
漫画 | |
作者 | ふなつかずき |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | グランドジャンプ |
レーベル | ヤングジャンプ コミックス |
発表号 | 2024年14号 - |
発表期間 | 2024年6月19日[2] - |
巻数 | 既刊2巻(2025年2月18日現在) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『釣って食べたいギャル澤さん』(つってたべたいギャルさわさん)は、ふなつかずきによる日本の漫画作品。『グランドジャンプ』(集英社)にて、2024年14号[2]から連載中。
主に東京湾での釣りを舞台としており、実在する釣り船や船宿、飲食店が登場する。
単行本第1巻が発売された際には原泰久が、第2巻では森恒二がそれぞれ帯に推薦のコメントを寄せている[1]。
あらすじ
東京の印刷会社に勤める釣谷一尋は休日に1人で釣り場に出かけ、釣った魚を食べる事をささやかな趣味としていた。そんなある日、釣り船で出会った陽キャなギャル春澤祭に話しかけられる。後日、中途採用で入社した祭と偶然再会し、さらに祭が会社の社長令嬢だと知り、流されるままに釣りや料理を教える約束をさせられる。こうして一尋と祭の釣り&魚料理ライフが始まるのである。
登場人物
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釣谷一尋 ()- 静岡県掛川市出身。社会人3年目[1]。24歳。
- 武蔵山大学という三流大学を卒業後、祖父の伝手を使いデザイン事務所『シムズデザイン』に就職。その後、大手印刷会社『HALL PRINTING』に出向し、製造部第一課DTP科に在籍し、商品パッケージなどの製版作業を担当している[3]。釣りが唯一の趣味[4]で小4から続いており、週1から隔週のペースで没頭している。祭から「るーやん」、神楽と花火兄妹からは「ピッピ(さん)」と呼ばれている。
- 正社員ではなく出向社員のため社内での認知度は低く、祭と噂になるまで存在を知らない社員が多かった。本人のコミュ障もあって、先輩からの飲みの誘いを断るなど日頃の同僚への対応にも難があり、「三流大卒のくせに」と陰口を叩かれる事もしばしばあるが、本人は全く気にしていない。
- 実家が酒屋で酒にも詳しい。
- 自動車免許を取得しており、釣行では祭の運転の危なっかしさやナビも兼ねて祭の車を運転する。
春澤祭 ()- 通称「ギャル澤さん」[1]21歳。テンション高めなギャル。[1]。HALL PRINTINGの社長令嬢で総務部総務課所属。入社前は居酒屋のバイトしか社会人経験が無い。釣った魚を食べたいと軽い気持ちで最近釣りを始めたばかりの初心者。小学校まで大阪の田舎育ちで昆虫に強く、アオイソメなどの虫エサにも触れることができる他、時々関西弁になる。また山村生活が長かったのもあって海に対する知識が乏しい上に船酔いにあまり強くなく、長時間の船釣りの際には酔い止め薬の服用が必須になる。
- 釣り船では波対策として水着姿にレインコートとサンダルとギャルな格好をしている。また右胸元にほくろがあり、一尋もほくろに目がいってしまいがち。
- 制服を改造するなどギャルな容姿をしているが純情な一面を持ち、また一般常識と向学心も相応に持っているため、社長令嬢抜きにしても総務部内での評価も高い。
- 自動車免許を取得しており、レーシックを受けているがハロー・グレア現象で夜間の運転は眼鏡を着用しているが、それでも車間感覚が掴めないほど。家の車のBMW MINI(クーパーS 5ドア)を運転し、釣行では一尋がナビも兼ねて運転を代わる。
春澤神楽 ()- 祭の弟で小学5年生。祭同様のお調子者。魚好きで魚の知識に詳しい。祭から「カッくん」と呼ばれている。日頃から祭の胸を見たり揉んだりするのは当たり前で、ポケットに祭のTバックを忍ばせて持ち歩いている「エロガキ」である(なお、そのTバックは一尋の事を「漢」として認めた証として神楽から一尋に贈呈されたのちに祭に見つかり奪い返された)。
春澤花火 ()- 祭の妹で小学3年生。姉や兄とは違いしっかり者。祭から「花ちゃん」と呼ばれている。祭や一尋をからかう神楽に対しては容赦なくツッコミを行なうなど暴力的な一面も見せる。
- ボンオドリ
- 春澤家で飼っている大型犬。あだ名は「ボンちゃん」。
春澤社長 ()- 祭の父親でHALL PRINTINGの現社長。子煩悩な性格で、祭に悪い虫が付かないようにと自社に就職させ、さらに男性社員には祭との接近禁止令を出すほど。祭が一尋と仲が良いと聞き、一尋の祖父と自身の父親が50年来の親友で一尋を託された事もあり部下の潮木に調査させている。
潮木人事部長 ()- HALL PRINTING人事部長。春澤社長の命で一尋と祭の釣行に一般客として変装して同伴する。一尋を自社営業マン基準で観察し、いまいち覇気が足りない反面、今時礼儀正しい青年として評価している。祭のことは「お嬢」と呼んでいる。
小桜波乃 ()- 総務課所属で祭の教育係。25歳。仕事中は祭に対して厳しいが、大のギャル好きであり、私的に祭の事が好きで、一尋をあまり快く思っていない。祭から「はのピ/パイセン」と呼ばれている。大食いな方で、社食は主にチャーシュー麺の大盛り。
田宮川 ()- 一尋の同僚。一尋を勝手に「非モテ同盟」の仲間にしている。
- 一尋の叔父家族
- 居酒屋「うおとみず」で、従姉の灯(とも)をはじめとする家族で経営している。一尋が時々釣った魚を卸す所でもあり、見返りに調理場を借りて調理する。
- 一尋の祖父
- 酒屋を経営しており、様々な酒を扱う。春澤家とは50年来の付き合いがあり、就職に悩む一尋を弊社に紹介した。
書誌情報
- ふなつかずき『釣って食べたいギャル澤さん』集英社〈ヤングジャンプ コミックス〉、既刊2巻(2025年2月18日現在)
- 2024年9月24日初版第一刷発行(2024年9月19日発売[1][集 1])、ISBN 978-4-08-893395-5
- 2025年2月23日初版第一刷発行(2025年2月18日発売[集 2])、ISBN 978-4-08-893566-9
脚注
出典
- ^ a b c d e f “ふなつかずきの新作はハイテンションギャルとの釣りグルメコメディ、原泰久も推薦”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年9月19日). 2024年9月21日閲覧。
- ^ a b “ふなつかずきが描くギャルとの釣りコメディ「釣って食べたいギャル澤さん」”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年6月19日). 2024年9月19日閲覧。
- ^ ふなつかずき [@funatsukazuki]「日が変わって本日第一水曜日はグランドジャンプ発売日!「釣って食べたいギャル澤さん」16流し目載っております!なにとぞよろしくお願い致します!〓〓〓〓」2025年2月5日。X(旧Twitter)より2025年2月25日閲覧。
- ^ ふなつかずき『釣って食べたいギャル澤さん』 1巻、集英社〈ヤングジャンプ コミックス〉、2024年9月24日、8頁。ISBN 978-4-08-893395-5。
集英社BOOK NAVI
以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。
- ^ “釣って食べたいギャル澤さん/1”. 集英社の本 公式. 集英社. 2024年9月19日閲覧。
- ^ “釣って食べたいギャル澤さん/2”. 集英社の本 公式. 集英社. 2025年2月18日閲覧。
外部リンク
- 釣って食べたいギャル澤さんのページへのリンク