金太郎の母
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 17:10 UTC 版)
山姥の伝承として有名なものに、足柄山の金太郎の母がいる。金太郎は、名を坂田金時といい、源頼光の四天王の一人となった人物である。『今昔物語集』では、976年、源頼光が上総国から上京したとき、足柄山にさしかかったところで、向かいの山の険しい場所に赤い雲気を見つけ、人傑が隠居しているものと、渡辺綱を遣わした。赤い雲気のたちこめていた場所には、老婆と20歳ほどの童形の若者が茅屋に住んでおり、尋ねたところによれば、老婆はある日、夢の中に現れた赤い竜と通じ、産まれた子がこの公時なのだと説いた。頼光は彼を常人ではないと感じ、坂田金時と名付けて家臣としたといわれている。
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