酒飯論絵巻
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酒飯論絵巻(しゅはんろんえまき)は、16世紀に制作されたと言われる日本の絵巻。『下戸上戸絵詞』『三論絵詞』『酒食論』『下戸上戸之巻』とも呼ばれる。1巻、詞書と絵が各4段。酒好きの男と、下戸でご飯好きの男、両方適度に嗜む男の3人がそれぞれの持論を展開するという構成で描かれている[1]。調理から配膳、飲食の様子が詳細に描かれており、当時の食文化を知る貴重な資料となっている。
- ^ a b c 並木誠士「酒飯論絵巻考 : 原本の確定とその位置付け」『美学』第45巻第1号、美学会、1994年、 64-74頁、 doi:10.20631/bigaku.45.1_64、 ISSN 0520-0962、 NAID 110003714082。
- ^ 伊藤信博「『酒飯論絵巻』に描かれる食物について--第三段、好飯の住房を中心に」『言語文化論集』第32巻第2号、名古屋大学大学院国際言語文化研究科、2011年、 63-75頁、 doi:10.18999/stulc.32.2.63、 ISSN 03886824、 NAID 120002933890。
- ^ 文化庁本第二段詞書末尾より。詞書には「念仏宗をぞ深く頼める」とあるだけで、絵からも念仏宗のうちのどれなのかは判別できない。
- ^ 並木(1994)では、N家A本と表記。
- 1 酒飯論絵巻とは
- 2 酒飯論絵巻の概要
- 3 参考文献
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