酒井亜樹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/23 15:02 UTC 版)
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基本情報 | ||||||||||||||||||
国籍 |
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生年月日 | 2001年9月19日(23歳) | |||||||||||||||||
出身地 | 大阪府岸和田市 | |||||||||||||||||
身長 | 161cm | |||||||||||||||||
体重 | 59kg | |||||||||||||||||
縁故選手 |
酒井拳蔵(兄) 土屋珠里(義姉) | |||||||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||||||
登録番号 | 015952 | |||||||||||||||||
所属 | 日本競輪選手会大阪支部 | |||||||||||||||||
ホーム | 岸和田競輪場 | |||||||||||||||||
期別 | 128期 | |||||||||||||||||
脚質 | 両 | |||||||||||||||||
登録地 | ||||||||||||||||||
2025 - | 大阪 | |||||||||||||||||
選手情報 KEIRIN.JP | ||||||||||||||||||
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自転車競技情報 | ||||||||||||||||||
所属 | チーム楽天Kドリームス | |||||||||||||||||
分野 | トラックレース | |||||||||||||||||
所属歴 | ||||||||||||||||||
アマチュア経歴 | ||||||||||||||||||
2017 - 2020 | 岸和田市立産業高等学校 | |||||||||||||||||
2020 - 2024 | 桃山学院教育大学 | |||||||||||||||||
プロ経歴 | ||||||||||||||||||
2023 - | チーム楽天Kドリームス | |||||||||||||||||
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■最終更新日:2025年3月9日 ■テンプレートを表示 |
酒井 亜樹(さかい あき、2001年9月19日 - )は、女子競輪選手、自転車競技選手。日本競輪選手会大阪支部所属、ホームバンクは岸和田競輪場。師匠はいない。日本競輪選手養成所(以下、養成所)第128期生。2023年よりチーム楽天Kドリームス所属。
来歴
大阪府岸和田市出身。実兄は競輪選手の酒井拳蔵(109期)[1]、義姉(拳蔵の妻)は同じくガールズケイリン選手の土屋珠里(110期)。
10歳の時、自転車競技大会に出場する兄・拳蔵を応援するため岸和田競輪場を訪れた際にBMX競技に出会い興味を持ち、自身もBMXを始める。岸和田市立産業高等学校3年生であった2019年7月、安芸高田市で行われた第36回全日本BMX選手権大会で優勝[2]。
桃山学院教育大学[3]へ進学後、トラック競技に転向。4年生であった2023年よりナショナルチーム入り。同年6月にマレーシア・ニライで行われたアジア自転車競技選手権大会(英語版)にて、500mタイムトライアル決勝で34秒273の日本新記録で銅メダルを獲得、さらに太田りゆ、梅川風子、佐藤水菜とともに臨んだチームスプリントでは銀メダルを獲得[4][3]。ほか、250mタイムトライアルレースで19行137秒の最速ラップを記録。さらに同年の全日本選手権では、佐藤水菜、太田りゆとともに750mチームスプリントレースのベストタイムの記録を樹立。
2024年1月、養成所第128回選手候補生入所試験に技能試験で合格[5]。
養成所在所中は、女子では小林優香以来となる3回連続でゴールデンキャップを獲得[注釈 1](複数回獲得は女子では5人目)。女子初の早期卒業を狙ったものの、第2回記録会までで早期卒業基準タイムをクリアできなかった。だが、第3回記録会では500mタイムトライアルで養成所新記録となる35秒93を叩き出す。さらに卒業間近の2025年2月21日、マレーシア・ニライで行われたアジア自転車競技選手権大会(英語版)にて、佐藤水菜・仲澤春香とともにチームスプリントの第1走者として出場、銅メダルを獲得した[6]。卒業記念レースでは決勝戦ではゴール前で追い込んだものの微差で2着[7][8]。ただ、女子としては史上初となる、訓練競走と卒業記念レース3レースとで全56戦で着外0[注釈 2]を達成、在所成績1位[注釈 3]で養成所を卒業した[7][10]。
自転車競技での戦績
- アジア自転車競技選手権大会(英語版)
- チームスプリント - 銅メダル
脚注
注釈
- ^ 小林は旧日本競輪学校時代であり、現在とはカリキュラムが異なっていたほか、当時は報奨金制度がなかった(報奨金制度は115期・116期から)。現在の養成所に改称してから女子で3回連続は酒井が初で、養成所から報奨金として満額の160万円が支給された(満額支給も女子では酒井が初)。
- ^ 訓練競走では、1着33回、2着14回、3着6回。卒業記念レースでは3着・1着・❷着。
- ^ 1着回数だけに限れば、1位が北岡マリアで40回、2位が卒記クイーンの岩元杏奈で37回であり、酒井は34回で3位(卒業記念レースの成績も含む)。なお、競走成績は平均点の順としているため、酒井が1位となった(酒井81.35点、北岡81.05点、岩元80.73点)[9]。
出典
- ^ “第127回(男子)選手候補生 主な合格者/第128回(女子)選手候補生 主な合格者” (PDF). KEIRIN.JP. JKA (2024年1月18日). 2024年1月18日閲覧。
- ^ “本市在住の酒井亜樹さん(17歳)が全日本BMX選手権大会で見事優勝!”. Facebook (2019年8月2日). 2025年4月23日閲覧。
- ^ a b “本学学生の酒井亜樹さんが自転車競技アジア選手権チーム種目で銀メダル、個人種目で銅メダルを獲得する活躍をしました”. 桃山学院教育大学 (2023年6月28日). 2025年4月23日閲覧。
- ^ “メダルラッシュ!2023アジア選手権トラック日本選手結果一覧【エリート】”. moreCADENCE. JKA (2023年6月20日). 2025年3月23日閲覧。
- ^ “日本競輪選手養成所第128回(女子)選手候補生入所試験合格者名簿” (PDF). KEIRIN.JP. JKA (2024年1月18日). 2024年1月18日閲覧。
- ^ “銅獲得 「もっと良くなる」女子チームスプリント/アジア選手権トラック2025”. moreCADENCE. JKA (2025年2月22日). 2025年3月23日閲覧。
- ^ a b “【競輪選手養成所・卒業記念レース】酒井亜樹 強襲届かず2着「求めていた結果ではない」”. スポーツニッポン (スポーツニッポン新聞社). (2025年3月5日) 2025年3月7日閲覧。
- ^ “第128回選手候補生 卒業記念レース 競走成績一覧表” (PDF). 日本競輪選手養成所. JKA (2025年3月7日). 2025年3月23日閲覧。
- ^ “*** 競走成績戦法別一覧表(第 128 回生)総合 ***” (PDF). 日本競輪選手養成所. JKA (2025年3月7日). 2025年3月23日閲覧。
- ^ “【128回生データ考察】男子と同様に“記録破り”! 超逸材・酒井亜樹を筆頭に“即戦力”が期待されるザ・ハイレベル・ガールズ/女子編”. netkeirin. ネットドリーマーズ (2025年3月16日). 2025年3月23日閲覧。※アプリ限定記事、全文閲覧はnetkeirinアプリを参照のこと。
外部リンク
- 酒井亜樹 - UCI
- 酒井亜樹 - CycleBase
- 選手プロフィール(KEIRIN.JP)
- 酒井亜樹のページへのリンク