迷路学習と脳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/15 06:17 UTC 版)
ネズミにおいて、迷路学習に脳のどの部分がかかわるかについての研究が行われた例もある。ラーシュリーは、脳の様々な部分に損傷を与え、これによって彼らの迷路学習の能力がどのように変化するかを調べた。その結果、大脳皮質のどの部分であっても、損傷を受けたものはその能力が貧弱になること、その程度は損傷の程度が大きいほどひどくなる傾向があるとの結論を得た。これは、迷路学習に様々な能力がかかわっているためであるらしい。この能力が記憶と学習の能力によるとともに、分岐点でどちらを選ぶかを決める際には視覚や聴覚などあらゆる感覚を利用している。そのため、これらのどの部分が不全になっても、それだけ全体としてのこの能力に影響するらしい。
※この「迷路学習と脳」の解説は、「迷路実験」の解説の一部です。
「迷路学習と脳」を含む「迷路実験」の記事については、「迷路実験」の概要を参照ください。
- 迷路学習と脳のページへのリンク