辺計礼山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/25 12:17 UTC 版)
辺計礼山 | |
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摩周湖第一展望台から望む辺計礼山
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標高 | 732.3 m |
所在地 | ![]() 川上郡弟子屈町 |
位置 | 北緯43度29分30秒 東経144度20分23秒 / 北緯43.49167度 東経144.33972度座標: 北緯43度29分30秒 東経144度20分23秒 / 北緯43.49167度 東経144.33972度 |
山系 | 成層火山? |
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辺計礼山(ぺけれやま)は、北海道の川上郡弟子屈町にある標高732.3mの山である。山頂には一等三角点「邊計禮岩」が設置されている[1]。
概要
弟子屈町南西部のイクルシベ山から南東に伸びる尾根上に位置する山で、約180万年前に活動した成層火山と考えられており、ペケレ山火山岩と呼ばれる地層が見られる[2]。北西すぐには裏辺計礼山(606m)がある。
山名はアイヌ語の「ペケレ・エワ(明るい・高台)」もしくは「ペケレ・イワ」が由来と考えられ、昔から木が生えない草山であったことからついたとされる[3][4]。
登山
弟子屈町では珍しい登山道が整備されている山で、国道241号から登山口を指す看板を目印に札友内林道へ入る。終始笹原の登山道であり、特に危険箇所はない。山頂からは弟子屈町の風景や阿寒岳、斜里岳などを望むことができる。一方で裏辺計礼山には登山道がないため藪漕ぎをしていく必要があり、山頂は樹木はないが周りの山々にさえぎられるため望むことができるのは阿寒岳方向のみである。
脚注
- ^ “基準点成果等閲覧サービス”. sokuseikagis1.gsi.go.jp. 2025年3月1日閲覧。
- ^ “ペケレ - Quaternary_Volcano_DB/Japan”. unit.aist.go.jp. 2025年3月1日閲覧。
- ^ 『弟子屈町史』弟子屈町史編さん委員会、1981年。
- ^ Bojan, 投稿者. “北海道のアイヌ語地名 (278) 「辺計礼山・トクシンウシ沢川・ポンヌプリサンマクツベツ川」”. 2025年3月1日閲覧。
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