走塁を妨害された走者に対してプレイが行われていないとき
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 06:57 UTC 版)
「走塁妨害」の記事における「走塁を妨害された走者に対してプレイが行われていないとき」の解説
この場合を(2)という。 走塁を妨害された走者に対してプレイが行われていないときは、審判員は妨害をした野手を指差して「走塁妨害(またはオブストラクション)」を宣告するが、プレイは成り行きのまま継続する。このとき、審判員はこの走塁妨害がなければ走者はどの塁まで到達できるかを判断する。全てのプレイが終わったところで審判員は「タイム」を宣告し、必要に応じて、妨害によって受けた走者の不利を取り除くように処置をする。 例えば、走者が一塁で、打者がレフト線を破る二塁打を打ったときに一塁走者が走路に立っていた二塁手と接触して転倒した。審判員は二塁手を指差して「走塁妨害」を宣告し、プレイの成り行きを見守る。妨害された一塁走者は、左翼手からの返球により本塁でアウトになった。この場合、審判員はこの二塁打で、妨害がなければ一塁走者はどこまで進塁できたかを判断する。本塁まで到達できていたと見れば、アウトは無効になり、得点が認められる。しかし、三塁までしか進塁できなかったと見れば、走塁妨害によって認められる塁は三塁までとなり、本塁でのアウトは有効である。
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