賢明な聖母としての女性とは? わかりやすく解説

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賢明な聖母としての女性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 01:39 UTC 版)

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『賢明な聖母としての女性』
イタリア語: Ritratto di donna come vergine saggia
英語: Woman as a Wise Virgin
作者セバスティアーノ・デル・ピオンボ
製作年1510年頃
種類板上に油彩
寸法53.4 cm × 46.2 cm (21.0 in × 18.2 in)
所蔵ナショナル・ギャラリー (ワシントン)

賢明な聖母としての女性』(けんめいなせいぼとしてのじょせい、伊:Ritratto di donna come vergine saggia)は、イタリア盛期ルネサンスの巨匠、セバスティアーノ・デル・ピオンボによる1510年頃の板上の油彩画である。現在ワシントンナショナル・ギャラリーに所蔵されている

作品は、賢明な処女と愚かな処女 (十人の処女たちのたとえ) の話から取られた賢明な処女の一人としてモデルを表している。同じモデルは、セバスティアーノ・デル・ピオンボの『洗礼者ヨハネの首を持つサロメ』に登場し、『聖ヨハネのクリソストム祭壇画』のマグダラのマリアとしても登場する。両作品とも同じころに制作された。モデルの女性は画家の恋人だった可能性がある[1]

本作は、1650年アントワープでヤコブス・ファン・フェールレと妻ヤンが所有していると記録されている。その後、作品は1870年ロンドンでエドワード・ホワイトのコレクションに記録され、クリスティーズオークションでコルナーギを仲介として、リッチモンド・アポン・テムズのドーティ・ハウスにあるフランシス・クック卿の手に渡った。クック卿の子孫は最終的に1947年にサミュエル・H・クレス財団に作品を売却し、サミュエル・H・クレス財団は1952年に現在の所蔵先であるワシントンのナショナル・ギャラリーに作品を寄贈した[2]

脚注

  1. ^ Kia Vahland, Sebastiano del Piombo. A Venetian in Rome, Hantje Cantz, Ostfildern 2008. ISBN 978-3-7757-2145-5
  2. ^ Catalogue page”. 2021年7月28日閲覧。



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