貞享暦以後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/19 20:40 UTC 版)
日本では、貞享暦(1685) のころから暦に入梅が載るようになった。 その定義は「芒種後の最初の壬の日」だった。なお、芒種は太陽黄経75°の日。「壬(みずのえ)」は五行でいえば水の陽にあたる。 芒種が壬だった場合の扱いは、芒種当日とするか10日後の次の壬とするかは混乱があったが、しだいに芒種当日とするようになった。すなわち、芒種当日から9日後までである。新暦ではおよそ6月4日から6月16日までを変動し、平均すれば6月10日ごろとなる。 出梅は暦には載らなかったが、「小暑後の最初の壬の日」とされていた。この入梅と出梅の組み合わせは中国の『本草綱目』と同じである。
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