論語研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 12:52 UTC 版)
『論語の新研究』で、論語を翻訳した部分は、『現代語訳 論語』(岩波現代文庫)で没後再刊し、宮崎論語の別名で読み継がれている。谷沢永一をはじめ、名訳として高く評価する向きもある一方、この訳解に批判的な意見も存在する(加地伸行や吉川幸次郎、呉智英)。宮崎は「論語の文章は長い年月の中で改変を受けており、修正しなければ意味のとおる文章にならない」と唱え、「論語の新研究」において論語の文を修正注解していたが、吉川はこの考え方を批判し、「文章を改めず古来の注釈に依拠するべき」という態度であった。
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