試掘導坑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 19:27 UTC 版)
「関門トンネル (国道2号)」の記事における「試掘導坑」の解説
1939年(昭和14年)に掘削された1,008 mの試験導坑(パイロットトンネル)は、そのまま現在のトンネルの水抜き坑として活用されている。 海底トンネルの特殊性を考慮し、4本の換気縦坑の最低部に設けられたポンプ室を通じて、地上に排出され、最終的には関門海峡に放水される。トンネル湧水は岩盤亀裂の多い下関側で多く生じているが、下関側・門司側の双方から排出されているという。この排水は岩盤で濾過されているため水質がよく、また適度な塩分を含んでいることから「いけす用の海水として使いたい」などという要望があり、下関方の人道出入口に併設された「関門プラザ」において無料で汲めるようになっている。
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