裁定取引の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 13:39 UTC 版)
A という商品の現物取引と先物取引を用いた裁定取引の例を紹介する。ある時点で商品 A の現物価格が100円、3か月先の先物価格が120円だったとする。裁定取引では安いほうを買って高いほうを売るから、この場合は現物を買って先物を売ることになる。 先物価格は、3か月後の清算日には現物価格と一致する。 3か月後に商品 A が140円になっていたら、 現物取引 : 140円 - 100円 = +40円 先物取引 : 120円 - 140円 = -20円 ----------------- 合計 20円の儲け 一方、3か月後に商品 A が80円になっていても、 現物取引 : 80円 - 100円 = -20円 先物取引 : 120円 - 80円 = +40円 ----------------- 合計 20円の儲け のように儲けの額は同じである。
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