表と関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/26 05:33 UTC 版)
「表 (データベース)」の記事における「表と関係」の解説
関係モデルでは、表は関係を表現したものと見なすことができるが、両者は厳密には同じではない。例えば、SQLにおける表は重複した行を含みうるが、真の関係では重複した組 (タプル) はあり得ない。同様に、表として表現すると列と行が順序という情報を持つことになるが、関係には順序は存在しない。このためSQLにおける表は行の順序を保存しないが、必要ならば、SELECT文で ORDER BY 節により順序を指定できる。 関係の他の等価な表現としては、n-次元グラフがある。この場合の n は属性数(表の列数)に相当する。例えば、2つの属性の関係と3つの値があるとき、表で表すと2列×3行の表になるが、2次元グラフ上の3つの点としても表せる。表とグラフが表現として等価と言えるのは、列間の順序が重要ではない場合で、表に重複する列がない場合である。
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