行平の和歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/16 08:42 UTC 版)
松風村雨堂入口に建てられた石碑には、行平の以下の歌が彫られている。 立ちわかれいなばの山の峯におふる まつとし聞かば今かへりこむ 意味あなたと別れて、私は因幡の国へ赴くが、因幡の稲羽山の峰に生える松のように、あなたが私の帰りを待っていると聞いたら、すぐにでも帰って来ましょう。 ※「いなばの山」を現在の須磨離宮公園付近にある「稲葉山(月見山)」とする解釈し、行平が帰京の際、松風と村雨へ詠んだ別れの歌と考える説もあり、 「私はあなたたちと別れ、都へ行くが、“いなばの山”に生える松のように、あなたたちが私の帰りを待つというのを聞けば、私はすぐにでも須磨に帰って来よう」との意味となる。
※この「行平の和歌」の解説は、「松風村雨堂」の解説の一部です。
「行平の和歌」を含む「松風村雨堂」の記事については、「松風村雨堂」の概要を参照ください。
- 行平の和歌のページへのリンク