融合環
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 22:56 UTC 版)
炭素環や複素環が融合した化合物は、様々な一般名、系統名を持つ。例えば、ピロールがベンゼン環に結合すると、その方向に応じて、インドールやイソインドールとなる。ピリジンのアナログは、キノリンやイソキノリンとなる。アゼピンの場合は、ベンザゼピンという名前の方が好まれる。同様に、2つのベンゼン環が中央の複素環に融合したものには、カルバゾール、アクリジン、ジベンゾアゼピンがある。チエノチオフェンは、2つのチオフェン環が融合したものである。ホスファフェナレンは、炭素環のフェナレンから派生した、リンを含んだ複素環を含む三環の化合物である。
※この「融合環」の解説は、「複素環式化合物」の解説の一部です。
「融合環」を含む「複素環式化合物」の記事については、「複素環式化合物」の概要を参照ください。
- 融合環のページへのリンク