虫による髪切り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 06:47 UTC 版)
江戸時代後期のに書かれた風俗百科事典『嬉遊笑覧』では、寛永14年(1637年)に髪切りは「髪切り虫」という虫の仕業であるという話があったことが記されている。髪切り虫は、実在のカミキリムシではなく想像上の虫とも考えられ、剃刀の牙とはさみの手を持つ虫が屋根瓦の下に潜んでいるともいわれた。髪切り虫を描いた絵が魔除けとして売られたり、「千早振(ちはやぶる)神の氏子の髪なれば切とも切れじ玉のかづらを」という歌を書いた守り札を身に着けることが髪切り避けとして流行した。
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