藤浦の主張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 03:20 UTC 版)
製作費50億円に対して配給収入が5億円なので当然赤字である。しかし藤浦は「50億円は全部自分がにっかつの株を売って出したもので損をしたのは自分だけで、にっかつに損はさせていない。本作の失敗はにっかつの倒産とは無関係で、根本社長と若松副社長がゴルフ場開発事業をやったり、ホテル経営や衛星放送通信事業などが上手くいかなかったのが原因で、一部の重役が自分の失敗を『落陽』におっかぶせたもの。潰れるのは当然と思っていたから、自分の株が紙くずになる前に使っただけ」などと主張している。『落陽』公開から半年後の1993年春に、にっかつの経営危機がマスメディアに報じられ、1993年7月1日、にっかつは東京地裁に会社更生法適用を申請する。その後は藤浦に映画製作の依頼もあったが、「あのとき50億使っちゃった人か」と言われ、映画製作はもう出来なくなったという。
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