菊池理夫とは? わかりやすく解説

菊池理夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/15 17:58 UTC 版)

菊池 理夫(きくち まさお、1948年昭和23年) - )は、日本政治学者思想史家(主に政治思想)・文化政策論者。三重中京大学名誉教授、元南山大学教授

菊池理夫
人物情報
学問
研究分野 政治学
政治思想史
影響を
受けた人物
マイケル・サンデル
チャールズ・テイラー
藤原保信
尾関周二
影響を
与えた人物
小林正弥
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概要

人物

元来はユートピア思想史の研究家であるが、日本におけるコミュニタリアニズムの代表的提唱者、紹介者であり、コミュニタリアニズムの重要文献の一つであるマイケル・J・サンデル『自由主義と正義の限界』の翻訳者として知られる。

三重中京大学では、図書館長や大学院政策科学研究科長を歴任。

略歴

称号・学位

  • 1971年 - 法学士(慶應義塾大学)
  • 1973年 - 法学修士(慶應義塾大学)
  • 1988年 - 法学博士(慶應義塾大学)
  • 2010年 - 三重中京大学名誉教授

著書

単著

  • 『ユートピアの政治学 - レトリック・トピカ・魔術』(新曜社, 1987年)
  • 『現代のコミュニタリアニズムと「第三の道」』(風行社, 2004年)
  • 『日本を甦らせる政治思想 - 現代コミュニタリアニズム入門』(講談社, 2007年)
  • 『共通善の政治学 ― コミュニティをめぐる政治思想』(勁草書房, 2011年)
  • 『ユートピア学の再構築のために ― 「リーマン・ショック」と「三・一一」を契機として』(風行社, 2013年)

共著

  • 『コミュニタリアニズムのフロンティア』(勁草書房, 2012年) - 小林正弥との共著
  • 『コミュニタリアニズムの世界』(勁草書房, 2013年) - 小林正弥との共著

翻訳

  • J・H・ヘクスター『モアの「ユートピア」――ある思想の伝記』(御茶の水書房, 1980年)
  • マイケル・J・サンデル『自由主義と正義の限界』(三嶺書房, 1992年/原著第二版, 1999年)
  • クリシャン・クマー『ユートピアニズム』(昭和堂, 1993年) - 有賀誠との共訳
  • デヴィッド・ラスマッセン編『普遍主義対共同体主義』(日本経済評論社, 1998年) - 有賀誠, 山口晃との共訳
  • クリストファー・ウルフ, ジョン・ヒッティンガー『岐路に立つ自由主義 - 現代自由主義理論とその批判』(ナカニシヤ出版, 1999年) - 有賀誠, 石川晃司, 向山恭一との共訳
  • マイケル・J・サンデル『リベラリズムと正義の限界』(勁草書房, 2009年)

所属学会

脚注





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