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荒井啓五郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/06 14:34 UTC 版)

荒井啓五郎

荒井 啓五郎(あらい けいごろう、安政5年8月13日[1][2][3]1858年9月19日〉 - 1920年大正9年〉7月22日[4][3])は、明治から大正前期の公証人政治家衆議院議員足尾鉱毒問題における田中正造の同労者[5]

経歴

上野国邑楽郡石打村(群馬県[4]邑楽郡石打村、高島村[6][7]大字石打[1][2][3]、中島村、邑楽村を経て現邑楽町[5][6]石打)で、名主・荒井源十郎、みね の長男として生れた[2][5][3]。英僊三から読書、習字を学び[1][2][5]、1874年(明治7年)に上京して飯田章湖の塾に入門して漢学を修めた[1][2]

帰郷して、1880年(明治13年)[注釈 1]蜂巣長五郎を招聘し幽谷義塾を開き、主として英学、漢学、数学を郷土の子弟に教えた[1][2][5]。1881年(明治14年)[注釈 2]再度上京して明治法律学校(現明治大学)で法律学、経済学を学んだ[1][2][5]。1886年(明治19年)石打英学校を創立し経営にあたった[3]。1891年(明治24年)公証人試験に合格し、高崎区裁判所管内で公証人事務取扱を命ぜられた[4][5][3]

政界では、高島村会議員、町村連合会議員、新田邑楽山田三郡水利土功会議員、邑楽郡会議員などを務めた[1][2][4][6][7]。1885年(明治18年)3月、群馬県会議員に選出され1894年(明治27年)7月まで在任し[3]、徴兵参事員なども務めた[1][2][4][5][6][7]

1894年(明治27年)9月、第4回衆議院議員総選挙(群馬県第2区、無所属)で当選し[5][6][8]、公同会に所属して衆議院議員に1期在任した[4][6][7]

墓所は石打の慶徳寺[3]

国政選挙歴

脚注

注釈

  1. ^ 『群馬県議会史』では1882年(明治15年)[3]
  2. ^ 『群馬県人名大事典[5]』『群馬県議会史[3]』では1883年(明治16年)。

出典

  1. ^ a b c d e f g h 『衆議院議員候補者列伝』1120頁。
  2. ^ a b c d e f g h i 『上毛近世百傑伝 上』263-267頁。
  3. ^ a b c d e f g h i j 群馬県議会図書室 編『群馬県議会史』 別巻《群馬県議会議員名鑑》、群馬県議会、1966年12月15日、29頁。doi:10.11501/3025553 (要登録)
  4. ^ a b c d e f 『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』26頁。
  5. ^ a b c d e f g h i j 『群馬県人名大事典』24頁。
  6. ^ a b c d e f 『群馬新百科事典』32頁。
  7. ^ a b c d 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』19頁。
  8. ^ a b c 『衆議院議員総選挙一覧 上巻』55頁。
  9. ^ a b c 『衆議院議員総選挙一覧 上巻』18頁。

参考文献

  • 大久保利夫『衆議院議員候補者列伝 一名・帝国名士叢伝 第3編』六法館、1890年。
  • 山中啓一『上毛近世百傑伝 上』山中啓一、1891年。
  • 『衆議院議員総選挙一覧 上巻』衆議院事務局、1915年。
  • 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』衆議院事務局、1940年。
  • 『群馬県人名大事典』上毛新聞社、1982年。
  • 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
  • 『群馬新百科事典』上毛新聞社、2008年。



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