若鶏のオージュ谷風
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/27 21:40 UTC 版)

若鶏のオージュ谷風(わかどりのオージュたにふう、フランス語: poulet vallée d'Auge)は、フランス・ノルマンディー地方ペイ・ドージュの郷土料理[1]。カルヴァドス、シードルを用いた鶏肉の料理である[1][2]。
鶏のヴァレドージュ風[3]、プーレ・ヴァレ・ドージュ[1]とも。
ペイ・ドージュを含むノルマンディー地方はリンゴ、およびリンゴから作った酒、発泡酒のシードルと蒸留酒のカルヴァドスが名産として知られる[1]。「カルヴァドス・ペイ・ドージュ」はAOCとしても認定されている。そのためシードルとカルヴァドスを用いた料理を「オージュ谷風」と呼び、ノルマンディー地方の代表的料理となっている[1][2]。
若鶏のオージュ谷風は、ブレゼ(蒸し煮)で作るのが一般的ではあるが[1]、ソテーした鶏肉をカルヴァドスでフランベしたり[4]、時間をかけて煮込む[5]、ソテーしてから煮込む[3]レシピもある。付け合わせにもリンゴのコンポート[4][5]やソテー[2][3]が用いられる。
出典
- ^ a b c d e f “若鶏のオージュ谷風”. フランス料理文化センター (2022年1月). 2025年4月28日閲覧。
- ^ a b c 大森由紀子「若鶏のオージュ谷風」『フランス伝統料理と地方菓子の事典 :全地方の食文化や歴史、食材、ワイン、チーズの知識から料理・菓子の作り方まで俯瞰して理解できる』誠文堂新光社、2021年、14頁。ISBN 978-4416521076。
- ^ a b c “鶏のヴァレドージュ風”. しずてつストア. 2025年4月28日閲覧。
- ^ a b “地鶏のオージュ谷風 リンゴのコンポート添え”. アサヒビール. 2025年4月28日閲覧。
- ^ a b 楠本薫. “ノエルの一夜を彩るフランス風骨付きチキン”. 健康保険組合連合. 2025年4月28日閲覧。
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