自画像_(バート・ヤンシュのアルバム)とは? わかりやすく解説

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自画像 (バート・ヤンシュのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/01 05:12 UTC 版)

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自画像
バート・ヤンシュスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル フォーク
レーベル トランスアトランティック・レコード英語版
プロデュース ビル・リーダー
専門評論家によるレビュー
バート・ヤンシュ アルバム 年表
Lucky Thirteen
(1966年)
自画像
(1966年)
華麗なる出会い(with ジョン・レンボーン
(1966年)
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自画像[注釈 1]』(原題:Jack Orion)は、イギリスフォーク・ミュージシャン、バート・ヤンシュ1966年に発表した3作目のスタジオ・アルバム。オリジナルLPのカタログ番号は「TRA 143」[1]

背景

後にヤンシュと共にペンタングルで活動するジョン・レンボーンが、8曲中4曲に参加している[2]。なお、レンボーンとのコラボレーション・アルバム『華麗なる出会い』(原題:Bert and John/カタログ番号: TRA 144[3])も、本作と同時発売された[4]

収録曲「ブラック・ウォーター・サイド」は、ヤンシュが交際していたアン・ブリッグスから教わったトラディショナル・ソングをアレンジしたものである[5]

評価・影響

Richie Unterbergerはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「このアーティストの初期2作ほど独創的なLPではないが、ここに収められたトラディショナル・フォークの翻案におけるギターおよびボーカル・ワークは、1960年代のフォーク界に対し、ヤンシュの他の作品と同等の影響力がある」と評している[2]ジミー・ペイジアル・スチュワートのアルバム『Love Chronicles』のレコーディングに参加していた際、既にヤンシュのライヴを体験していたスチュワートから、ヤンシュ版の「ブラック・ウォーター・サイド」のアレンジを教わり、レッド・ツェッペリンのデビュー・アルバム『レッド・ツェッペリン I』に、この曲を原型としたインストゥルメンタル「ブラック・マウンテン・サイド」を収録した[5]

収録曲

特記なき楽曲はトラディショナル・ソング。

  1. ザ・ワゴナーズ・ラッド - "The Waggoner's Lad" - 3:29
  2. ザ・ファースト・タイム・エヴァー・アイ・ソー・ユア・フェイス - "The First Time Ever I Saw Your Face" (Ewan McColl) - 1:44
  3. 自画像 - "Jack Orion" - 9:52
  4. ザ・ガーデナー - "The Gardener" - 1:46
  5. ノッタマン・タウン - "Nottamun Town" - 4:36
  6. ヘンリー・マーティン - "Henry Martin" - 3:14
  7. ブラック・ウォーター・サイド - "Black Water Side" - 3:48
  8. プリティ・ポーリー - "Pretty Polly" - 4:05

アメリカ盤LP

サイド1

  1. "The Waggoner's Lad" - 3:24
  2. "Black Water Side" - 3:42
  3. "The First Time Ever I Saw Your Face" (E. McColl) - 1:40
  4. "900 Miles" - 3:05
  5. "The Gardener" - 1:41
  6. "Pretty Polly" - 4:02

サイド2

  1. "Nottamun Town" - 4:31
  2. "Henry Martin" - 3:11
  3. "Jack Orion" - 9:48

参加ミュージシャン

脚注

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注釈

  1. ^ 日本盤LP (1972年/SWG-7561)および2005年再発CD (WAS-1049)の帯に準拠。1980年再発LP (YS-7050-LA)では、原題のカタカナ表記『ジャック・オライオン』が使用された。

出典

  1. ^ Bert Jansch - Jack Orion (1966, Vinyl) - Discogs
  2. ^ a b Unterberger, Richie. “Jack Orion - Bert Jansch”. AllMusic. 2021年8月1日閲覧。
  3. ^ Bert Jansch & John Renbourn - Bert And John (1966, Vinyl) - Discogs
  4. ^ Sexton, Paul (2015年10月9日). “Bert Jansch: It Don’t Bother Me/Bert And John/Jack Orion”. loudersound.com. Future plc. 2021年8月1日閲覧。
  5. ^ a b Frere-Jones, Sasha (2013年3月22日). “How Bert Jansch Changed Folk-And Rock, Too”. The New Yorker. Condé Nast. 2021年8月1日閲覧。

外部リンク


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