自在天王とは? わかりやすく解説

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自在天王

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/08 19:14 UTC 版)

自在天王(じざいてんのう)[1]は、将棋の一つ。本将棋にはなく、摩訶大大将棋泰将棋に存在する。


  1. ^ 象戯図式』『諸象戯図式』では「自在王」と記述している。『象棋六種之図式』では盤の図面や駒の動きでは摩訶大大将棋・無上泰将棋(泰将棋)双方ともに「自在天王(じざいてんわう)」、摩訶大大将棋の動きの特筆部位で「自在王」としている。((国書刊行会1915) p.199-200・202-205
  2. ^ a b 象戯図式』『諸象戯図式』では「盤上無不至」のみの記述であり、他の駒の利きについては言及がない。
    象棋六種之図式』では図と文章に相違があり、この本の図では駒の利きを「いくつでも進める動きを直線」「n目(まで)移動できる場合は点(n=点の数)」で表現していて、自在天王は摩訶大大将棋・無上泰将棋(泰将棋)双方ともに八方に2点((国書刊行会1915) p.200・205)なので、この図の通りだと「全方向に二目進める」という意味になるが、動きの特筆についての文章では「行度こゝろに任せ、繋たる馬をば取ず、馬を越へ不正行度す、盤の上いづくといふことなし、およそ四方四角に行を正行度とし、中将棋獅子のごときを不正行度とするなり」と書かれている((国書刊行会1915) p.202)ことから、基本的に盤上の任意の場所に動ける(他の駒を飛び越えたり、獅子のように途中で方向転換してもよい。)が「他の敵の駒が利いている駒(繋たる馬)を取れない(=そこに移動できない)」という制限があることになる。


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