聖カタリナと洗礼者ヨハネのいる聖家族とは? わかりやすく解説

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聖カタリナと洗礼者ヨハネのいる聖家族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/15 19:06 UTC 版)

『聖カタリナと洗礼者ヨハネのいる聖家族』
イタリア語: Sacra famiglia con i santi Caterina e Giovannino
英語: Holy Family with Saint Catherine and Saint John the Baptiste
作者パオロ・ヴェロネーゼ
製作年1562年から1565年頃
種類カンヴァス油彩
寸法86 cm × 122 cm (34 in × 48 in)
所蔵ウフィツィ美術館フィレンツェ

聖カタリナと洗礼者ヨハネのいる聖家族』(せいカタリナとせんれいしゃヨハネのいるせいかぞく、伊: Sacra famiglia con i santi Caterina e Giovannino)は、現在、フィレンツェウフィツィ美術館にあるパオロ・ヴェロネーゼによる油彩画である[1]。制作年は、画家の初期から後期の間で議論されているが、ティントレットの影響を受けた後期の1562-1565年ごろの制作年とすることは、大多数の研究者の見解である。カルロ・ロットによる羊皮紙の作品(ウフィツィ美術館、目録番号1890/813)、ジャン・アントニオ・グアルディによる作品(シアトル美術館)、そして、原画とほぼ同じサイズの、おそらくヴェロネーゼ自身による作品(ボルティモア美術館)[要出典]など何点かの初期の複製が現存している。

誰が作品を依頼したかについての記録は残っていないが、マルティネッリは、守護聖人がアレクサンドリアのカタリナであり、以前にヴェロネーゼに他の作品を依頼したバルバロ家であった可能性があると理論づけている。本作は、1648年に、ヴェネツィアのサン・カンチアーノ教会そばにあった、カリンツィア出身のウィンドマン家の邸宅に所蔵されていたことが記録に残っている。1654年に、カルロ・デ・メディチ枢機卿の代理人であったパオロ・デル・セーラは絵画を枢機卿に売却した。そして、枢機卿の死後、デル・セーラ自身の提案により親族のレオポルド・デ・メディチ枢機卿が作品を取得した。1798年に、作品は、最終的に現在の収蔵先であるウフィツィ美術館に移った[2]

脚注

  1. ^ Gloria Fossi, Uffizi, Giunti, Firenze 2004. ISBN 88-09-03675-1
  2. ^ Catalogue entry” (イタリア語). 2021年6月30日閲覧。



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