純資産額法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/17 06:44 UTC 版)
純資産額法とは、企業の財産価値に注目して評価する方法であり、企業の純資産額(株主資本)を企業評価額とする。 純資産額法は、さらに帳簿価格で評価する方法(簿価純資産額法)と、時価等の公正な評価額で評価する方法(時価純資産額法)とに分けられる。 企業評価額 = 資産 - 負債 = 純資産額(株主資本) 貸借対照表の純資産の部には、株主資本以外の項目(評価・換算差額等、新株予約権)が含まれており、また、株主資本であっても、現在の株主の持ち分に属さない項目(新株式申込証拠金、自己株式申込証拠金)が含まれているため、企業評価額としての純資産額の算定に当たっては、これらの項目をどのように扱うかが問題となる。 これらの項目の扱いに関する規定は存在しないが、理論的には、評価・換算差額等は純資産額に含め、新株予約権、新株式申込証拠金及び自己株式申込証拠金は、純資産から控除することが合理的であると考えられる[誰によって?]。
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