紋章・系図の認可
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 14:13 UTC 版)
「コート・オブ・ザ・ロード・リヨン」の記事における「紋章・系図の認可」の解説
リヨン裁判所はその行政機関としての職務のひとつとして紋章使用権や系図の認可に関する権限を持つ。これには特許状や爵位・氏族長位証明書などの証明書の交付による紋章の認可や再認可が含まれる。 認可を受けるにはまず初めにリヨン裁判所に対して請願を提出することが必要であり、十分な証拠が提出され認められると「Interlocuter」と呼ばれる令状がリヨン卿によって発行される。この令状の発行権限は法律によってリヨン卿に移譲された国王大権によるものであり、令状に基づいてリヨン官吏記録管理官(Lyon Clerk and Keeper of the Records)が特許状を作成、記録することで正式に認可される。一連の流れにかかる手数料はすべて大蔵省に対して支払われるが、これはロンドンの紋章院が手数料を自らの収入とする(独立した法人であるため)のと対照的である。
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