第39独立沿岸防衛旅団 (ウクライナ海兵隊)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 第39独立沿岸防衛旅団 (ウクライナ海兵隊)の意味・解説 

第39独立沿岸防衛旅団 (ウクライナ海兵隊)

(第126独立領土防衛旅団_(ウクライナ海兵隊) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/20 01:14 UTC 版)

第39独立沿岸防衛旅団
創設 2022年3月23日
所属政体  ウクライナ
所属組織 ウクライナ海兵隊
部隊編制単位 旅団
兵科 機械化歩兵
兵種/任務 沿岸防衛部隊
人員 2,000人[1]
所在地 オデッサ州オデッサ
通称号/略称 A7382
愛称 クバーニ・コサック軍
上級単位 第30海兵軍団
戦歴 ロシアのウクライナ侵攻
指揮官 ヴァディム・ミカ大佐
テンプレートを表示

第39独立沿岸防衛旅団(だい39どくりつえんがんぼうえいりょだん、ウクライナ語: 39-та окрема бригада берегової оборони)は、ウクライナ海兵隊旅団第30海兵軍団隷下。

概要

ロシアのウクライナ侵攻

ウクライナ領土防衛隊第126独立領土防衛旅団章

2022年3月23日、ロシアのウクライナ侵攻の影響に伴い、第126独立領土防衛旅団としてオデッサ州オデッサで創設され、5月に団員がオデッサの陣地要塞化中に紀元前4~5世紀のアンフォラを発掘したため、オデッサ考古学博物館に寄贈した[2]

南部・ヘルソン戦線

ウクライナ領土防衛隊第126独立領土防衛旅団章(非公式)
第126独立領土防衛旅団旗

2022年7月、南部ヘルソン州に再配置され、ベリスラウ方面で攻勢を開始し、11月にダヴィディウ・ブリド、ヘルソンを解放してロシア軍はドニエプル川西岸から撤退した[3]

東部・スヴァトヴェ-クレミンナ戦線

2023年6月、東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区に再配置され、クレミンナ西のリマン方面に展開した[4]

南部・ドニエプル川戦線

ウクライナ海兵隊第126独立領土防衛旅団章

2023年10月、南部ヘルソン州に再配置され、第222大隊がドニエプル川東岸に展開した[5]

2024年4月、ウクライナ海兵隊に編入し、海兵隊司令部隷下に配属された[6]

東部・バフムート戦線

2024年5月、第223大隊が激戦地の東部ドネツィク州バフムート地区に再配置され、バフムート西のチャシウ・ヤール方面の森で第225独立強襲大隊と共にロシア軍に包囲されたが、ドローンで補給を受けられたことで70日間戦線を維持し、7月に第24独立機械化旅団の攻勢で解囲された[7]

2024年9月30日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領より、勇気と勇敢さに対する栄誉賞を授与された[8]

2025年3月、機械化に伴い、第39独立沿岸防衛旅団に改編された[9]

編制

  • 旅団司令部(オデッサ
  • 第1沿岸防衛大隊
  • 第2沿岸防衛大隊
  • 第3沿岸防衛大隊
  • 第4沿岸防衛大隊

2022年編制

  • 旅団司令部(オデッサ
  • 第220独立領土防衛大隊
  • 第221独立領土防衛大隊
  • 第222独立領土防衛大隊
  • 第223独立領土防衛大隊
  • 第224独立領土防衛大隊
  • 第245独立領土防衛大隊
  • 第246独立領土防衛大隊
  • 火力支援中隊
  • 迫撃砲中隊
  • 対破壊工作中隊
  • 戦闘・後方支援隊
  • 衛生隊

出典

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  第39独立沿岸防衛旅団 (ウクライナ海兵隊)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第39独立沿岸防衛旅団 (ウクライナ海兵隊)」の関連用語

第39独立沿岸防衛旅団 (ウクライナ海兵隊)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第39独立沿岸防衛旅団 (ウクライナ海兵隊)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの第39独立沿岸防衛旅団 (ウクライナ海兵隊) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS