竹崎正道とは? わかりやすく解説

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竹崎正道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/12 03:13 UTC 版)

たけさき まさみち
竹崎 正道
生誕 (1933-07-18) 1933年7月18日(89歳)
日本宮城県仙台市
出身校 東北大学
職業 数学者
雇用者 カリフォルニア大学
受賞 藤原賞(1990年)
公式サイト www.math.ucla.edu/~mt/

竹崎正道(たけさき まさみち、1933年7月18日 - [1])は、日本数学者宮城県仙台市出身。専門は作用素環論関数解析学[2]

来歴

1965年、東北大学で博士号を取得。論文は「Representation Theory of Operator Algebras」[3]。1958年から東京工業大学の研究助手を務め、1965年から1968年まで東北大学の准教授を務めた。1968年から1969年までペンシルベニア大学の客員准教授、1970年からカリフォルニア大学ロサンゼルス校の教授を務めている。また、1973年から1974年までエクス=マルセイユ大学、1975年から1976年までビーレフェルト大学英語版でそれぞれ客員教授を務めた。アメリカ数学会フェローである。

業績

主な業績にフォン・ノイマン環のモジュラー同型に関する富田・竹崎理論英語版がある。この理論は1967年に冨田稔によって初めて提唱されたが、日本語でのみ出版され、少量の注釈を伴っていた。そのため1970年に竹崎正道が書籍で発表するまでは、理解が難しい理論だった[4]。1970年に、竹崎正道はニースで開かれた国際数学者会議に呼ばれ、自己同型群のパラメータと作用素環論の状態について語った。1990年にフォン・ノイマン環の構造解析に関するテーマで藤原賞を受賞した。

著書

出典

  1. ^ American Men and Women of Science. Gale英語版. (2004) 
  2. ^ Ariel Okamoto (2018年4月4日). “Professor endows UCLA faculty chair in mathematics”. 2018年6月21日閲覧。
  3. ^ Mathematics Genealogy Project”. 2018年6月21日閲覧。
  4. ^ For more on this, see also Cornelissen, Gunther; Landsman, Klaas; van Suijlekom, Walter (2010), “The flashes of insight never came for free (interview with Alain Connes)”, Nieuw Archief voor Wiskunde 5/11 (4): 250–256, http://www.nieuwarchief.nl/serie5/pdf/naw5-2010-11-4-250.pdf 

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