神の沈黙―ハーマン・メルヴィルの本質と作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 14:23 UTC 版)
「寺田建比古」の記事における「神の沈黙―ハーマン・メルヴィルの本質と作品」の解説
入江隆則(明治大学教授) - 18世紀に最高の段階に達したヨーロッパ文明が、その後予測のできなかった挫折を体験して、奈落の底に落ち込んでいく背景が克明に論証される。ヨーロッパ文明の人間中心主義の原動力は、そもそもの始めからニヒリズムの原動力に他ならなかったと主張する。19世紀のアメリカとヨーロッパの思想が直面した問題の本質をこれほど深く抉り出した著作を、私はまったく知らないのである(産経新聞掲載:21世紀へ残す本残る本)。
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