硯寿堂とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 硯寿堂の意味・解説 

硯寿堂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/15 23:58 UTC 版)

硯寿堂(けんじゅどう、生没年不詳)とは、江戸時代浮世絵師

来歴

師系・経歴不詳。インディアナポリス美術館所蔵の肉筆画桜下美人図」(絹本着色)に「硯壽堂画」の落款と朱筆の花押があることから、この絵の作者とされている。「桜下美人図」は桜の下に居る花魁を描いたもので、寛政の頃の画風とされる。なお明石藩の武士で「硯寿堂」と号した津田景彦(つだかげひこ)という人物がおり、『国書解題』などによれば天保6年(1835年)刊行の『山崎物語』のほか、いくつかの著作を残しているのが知られるが、『江戸絵画への熱いまなざし』はこの津田景彦が「桜下美人図」の作者と同一人物ではないかと述べている。

参考文献

  • 佐村八郎 『国書解題』(増訂第二版) 1904年 ※「山崎物語」の項。※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり[1]
  • 市古貞次ほか編 『国書人名辞典』(第三巻) 岩波書店、1996年 ※「津田景彦」の項(304頁)
  • 『江戸絵画への熱いまなざし インディアナポリス美術館名品展』 読売新聞大阪本社、2004年 ※展覧会図録。142頁、205頁



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「硯寿堂」の関連用語

硯寿堂のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



硯寿堂のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの硯寿堂 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS