矢島氏
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由利郡矢島(現・由利本荘市矢島町)付近を中心に勢力があった武士団。先祖は大井氏と称したが、大江氏とする文献もある。仁賀保氏とは近い同族関係にあったが、一族内の主導権争いから終始敵対した。小野寺氏と連携して仁賀保氏と争い、四代続けて当主を討ち取るなど宿敵の関係にあった。軍記物の記述では文禄の役の際の領国の混乱に乗じて矢島満安が仁賀保氏に滅ぼされたことになっているが、惣無事令に反するため私闘は不可能であり、豊臣秀吉の奥州仕置に矢島氏の名が見えないことなどから、1588年(天正16年)ころの出来事ではないかとする見解がある。
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